「銀座で鮨」なのに、ふらっと気ままに立ち寄れるお得さ。覚えておきたい名店はココ!

都内には、上質なのに手が届く価格にこだわる粋な鮨店が、人知れずひしめく。

そこで、価格からは信じられないほどのクオリティと満足感がある鮨店を、厳選してご紹介する。

本日ピックアップするのは、「銀座で鮨」を日常で叶えられる名店『鮨 ふじ田』

17品で14,000円という破格の設定ながら、料理への妥協は一切なし。粋な大将の握りを、とくと堪能あれ!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。皆様の「行きたい店リスト」に加えていただければ幸いです。

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人肌ほどの温もりを保持したシャリで供される「大トロ」。「ブランドの産地で勝負するのではなく、技術で魅せる」という大将の矜恃が凝縮された一貫


鮨を好きになるきっかけにしてほしい。だからこその価格です


「笑いのツボが違うように、鮨のツボだって人によって違う。食べに来てくれた人が〝おいしい〞、〝また来たい〞って、そう思ってくれたら、それでいいのよ」

こう語り豪快に笑うのは、『鮨 ふじ田』大将の藤田真一郎さん。

東銀座駅から徒歩3分、歌舞伎座裏で店を営んで7年。

〝銀座〞という看板を掲げても良さそうな好立地にありながら、そうはしなかった理由を「だって、移転したときに困るじゃない」と、また笑顔で煙に巻く。

左上.北海道産「水蛸の蒸し煮」。右上.「刺身3点盛り」。この日は鯛、〆さば、シマアジ。右下.シンプルに蒸した「千葉県産アワビ」。左下.鯛の卵と生ひじきを閉じ込めた「茶碗蒸し」


『鮨 ふじ田』のおまかせは、そんな藤田さんの人柄と〝優しさ〞がどこまでも詰まっている。

一品料理と握りを合わせて全17品。それをサービス料込みで1万4,000円という破格に設定しているのは、「鮨を好きになるきっかけになってくれたらいいから」という思いから。

だからといって、当然「安ければいい」というわけではない。

握るときの眼光は鋭く、どの品も〝一口瞭然〞。丁寧な仕込みを随所に感じながら、素材を活かす奥行きある味わいにほだされる。

左上.握りの一貫目は「小肌」。シャリに使う米は2種をブレンド。右上.箸休めの「お浸し」。この日は菜の花。右下.「太刀魚」は、ペースト状にしたにんにくを米麹に忍ばせて味噌漬けにした後、炭火焼きに。左下.「春子鯛の昆布締め」


「鮨は素材ありきな面もあるけれど、それに頼ってはダメ。俺たちは技術職でもあるから」

鮨店の矜恃も感じさせてくれる良店だ。

上質かつ手の込んだ17品が14,000円で楽しめる奇跡…。ツウも舌を巻く逸品揃い!

白えびとカニの豪華な共演に心掴まれる!


「白海老の握り」には、塩漬けにしたカニの内子をトッピング。

ねっとりと舌にまとわりつく海老の甘みが、塩漬けの内子により引き立つ仕掛けだ。


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「赤身のヅケ」


シャリにゆずの香りをまとわせた「ぶり」


北海道根室産の「紫雲丹」

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