女といるのが向いていない、男たち。
傷つくことを恐れ、女性と真剣に向き合おうとしない。そして、趣味や生きがいを何よりも大切にしてしまう。
結果、彼女たちは愛想をつかして離れていってしまうのだ。
「恋愛なんて面倒だし、ひとりでいるのがラク。だからもう誰とも付き合わないし、結婚もしない」
そう言って“一生独身でいること”を選択した、ひとりの男がいた。
これは、女と生きることを諦めた橘 泰平(35)の物語だ。
◆これまでのあらすじ
元カノの麻里亜とヨリを戻して1ヶ月。泰平は婚約解消に向けて動こうとしない彼女に対し、次第にモヤモヤを募らせていた。
そこで麻里亜に、きちんと状況を話してもらおうと決めたが…?
▶前回:ベッドの上に腰掛け、俯いた彼女がポツリ。女が唐突に漏らした、ありえない一言
「…そろそろ、きちんと話そう」
ヨリを戻した麻里亜と、半同棲状態になって数週間が経った。これ以上うやむやにしたくないと思った僕は、部屋へ泊まりにきた彼女を問い詰めたのだ。
「婚約者はさ、今の状況についてなんて言ってるの?」
すると彼女は、僕の出したミルクティーに視線......
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この記事へのコメント
樹、ナイスタイミング。
わざわざ自分から連絡しと元彼を利用するとか、信じられないんだけど。甘やかされて育つとこうなるの?
軽井沢で泰平に、灯ともう会うなとか平気で言ってたくせに。
すごいね、お父様のご紹介は😡