明日、世界がおわるなら Vol.8

「彼氏より好き…」二股関係を終わらせようとした女。的中した嫌な予感とは

輝かしい経歴に、人も羨むようなステータス。そして、安定した恋の相手。

「完璧」に彩られた人生を、決して踏み外すことなく、まっすぐに歩いてきた。

…彼と出会うまでは。

地位もない。名誉もない。高収入でもない。

自由以外に何も持たない男とどうしようもなく激しい恋をした時、迷う女は、平坦な道と困難な道の、どちらの道を選ぶのか。

もし、明日が世界のおわりの日だとしたら─

◆これまでのあらすじ

真衣は1週間、塁とずっと一緒に過ごす。そして、塁のために直人と別れることをついに決意。けれど、その思いを伝えようとしたその日…。

▶前回:仕事より恋愛を優先しすぎた”色ボケ”状態の女に、男が放った目から鱗のひとこと


―2019年5月―

本気で覚悟を決めると、清々しい気分になるんだと、生まれてはじめて知った。

仕事を休み、塁と蜜月の1週間を過ごした私は、ついに塁を選ぶ決心をしたのだ。

自分が選ぶ道の険しさは十分に分かった上での判断だった。

『真衣:直人、明日ちょっと話せる?』

『真衣:塁、1週間ありがとう!本当にすっごい楽しかった!!明日も、ちょっとだけでも会える?』

思い立ったが吉日。1週間ぶりに自宅に戻ったその夜、私は直人と塁の2人にそれぞれ連絡をした。翌日、すべての決着を決めようと。

けれど、運命というものは私の想像を絶するほどに皮肉なものだった。

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