知らず知らずのうちに、まるでバンパイアのように男からエネルギーを吸い取る女。
人は彼女のことを、こう呼ぶ。「エナジーバンパイアだ」と。
付き合ったら最後、残された者には何も残らない。それでも自分が踏み台にされていることを分かりつつ、彼女に執着してしまう。
気づけばもう、次なるターゲットのもとに行ってしまっているというのに。
…誰か教えてくれないか。あの子を忘れる方法を。
◆これまでのあらすじ
裕紀と別れた直後、えりかは速攻で涼太と付き合い始めた。
最初は“仕事上のパートナー”としてスタートしたはずの、二人の関係。なぜ親友を裏切ってまで、えりかと付き合うことになったのだろうか…?
▶前回:「君と深い関係になることはできない…」美女に恋愛感情を向けられた男が、思い悩んでいたワケ
えりか「自分の気持ちには、正直でいたい」
「ねえ涼太さん。今夜よかったら食事に行きませんか?」
それは、涼太と付き合う前日のこと。
まだ“裕紀の彼女”だったえりかは、いつものようにシェアオフィスの打ち合わせスペースでミーティングを終えたあと、耳元でそう囁いた。
「起業する」と言っているのに、なぜかブランドも......
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この記事へのコメント
なんでも元彼と比較して言われたら、褒められてるとしても良い気分はしないと思う。
全体的におかしい。
人を本当に好きになったことがないのかな?
あっちにフラフラこっちにフラフラ、落ち着きのない軽い女ってだけじゃないの?