2013.06.21
あのクリエイターの洒脱なビールのこなし方 Vol.3Natural Restaurant N_1155
大人になって気づいた事実
瑞々しい野菜は最高のアテ
口には旨いが、身体は辛い。美食と酒を浴びるように摂取すると、そんな壁にいつしか到達する。中目黒の『N_1155』は、食を楽しんだ果てに生まれるこのジレンマを見事に解消してくれる店だ。看板は新鮮な野菜料理。オーナーが全国の農家の元に直接足を運んで仕入れた素材が、皿の上で豊かな色彩を放つ。
これに舌鼓を打つのはスタイリスト坂崎タケシ氏。「美味しい野菜をつまみながらのビールは最高。でも一番嬉しいのは、翌朝をすっきりと迎えられること」。
仕事で疲れたときや、呑み会が重なったとき、しかしそれでも飲みたいモードのとき、氏はここで旬の野菜を肴に“癒しの飲み”を堪能する。席を共にするのは、アパレルショップのディレクターやDJといった気の置けない仲間たちか、奥様。
「僕の夜遊びは一人で出掛けるのが基本です。自由に飲んで、騒いで、帰宅できるから。だけどこの店は誰かと来ることが多い。ベロベロに酔うよりも大きな魅力がありますからね」。
坂崎タケシ氏といえば、豪快な呑み方&酔い方で知る人ぞ知る“酔っぱらいの達人”だ。そんな氏が、周囲のクリエイターたちから得た珠玉のグルメ情報の中でもここを特別視するのは、仲間や家族をいたわりつつも存分に酒が呑めるという、魔法の空間であることを知っているからである。
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