「できれば幼稚舎、ダメなら青山」
夫の一言で始まった息子のお受験。
渋谷区神宮前アドレスを手に入れ、理想の結婚をしたはずの京子だったが、とある幼児教室の門を叩いた日から、思いがけない世界が待っていた。
◆これまでのあらすじ
11月1日、早稲田の考査に向かう途中、息子の隼人は転んで怪我をした。不安が募る京子はお教室の先生に会いにいったが、帰り際、号泣しているリナに出くわす…。
▶️前回:「落ちたら公立」と覚悟していても…。試験当日、お受験ママが顔面蒼白になった非常事態
リナの11月1日
「リナさん、大丈夫?」
夕方、お教室前に駐めた車の中で号泣しているとき、夏に仲違いしたはずの京子が声をかけてきた。しかし、返事ができる精神状態ではなく、無視をしてしまった。
年長の直前から受験準備を始めたのに、特別にお金をかけることもせず、できることを淡々とこなしてきたマ......
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この記事へのコメント
そうしたら私の子が繰り上げ合格するから
隼人くんなら慶應合格するでしょう?