ストラテジックな彼女 Vol.10

データと頭を使って婚活する女は、最終的に結婚できる?「ストラテジックな彼女」全話総集編

「婚活しているのに、結婚できないんです…」とぼやいている女性に物申す。

流れに身を任せてゴールにたどり着けるほど、人生は簡単じゃない。

類稀なる美貌や才能も無い人間は、頭を使ってストラテジック(戦略的)に生きていかねばならない。

あらゆる経験をデータ化し、出会った男は全てエクセルで管理。

理想の相手も、理想の人生も、欲しいモノは何だって手に入れる、ストラテジックに生きる凛子(25歳)の手練手管をご覧あれ。

「ストラテジックな彼女」一挙に全話おさらい!

第1話:「え、何コレ…」25歳美女のPCに隠されていた秘密。同僚が見てしまった “ヤバいモノ”とは

「礼美さんはどういう人生計画だったんですか?」
「人生計画…?う〜ん、30歳までには結婚して子供産みたいなぁって思ってたけど」

受験だって就職だって数年前から対策をするのが当たり前だというのに、どうして『結婚』になった途端、計画もせずに漠然と流れに身を任せて努力を怠るのだろう。

類稀なる美貌や才能を持っているわけではない私たちのような人間は、頭を使って生きるべきだというのに。

「じゃあなんで5年間もグズグズしてたんですか?30歳までに第一子を産みたいなら26歳のうちにプロポーズされる必要があるのに…」

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第2話:男は知らない「酔っちゃった♡」の真意。酔ったフリをして男を試す女の恐ろしい本音

混濁の2020年、海外駐在お預けを食らっていた男友達の赴任が遂に決定し、ささやかな“送別会”が開かれていた。凛子が引き連れた女は、フリーの女子アナ・麗奈と、会社の同僚・礼美。

乾杯は、もちろんシャンパーニュで。つまみはフォアグラムース、オシェトラキャビア、粒揃いの男たちが囁く甘い言葉…

凛子はシャンパングラスに注がれた“ジンジャーエール”を飲みながら、不敵な笑みを浮かべてこう言った。

「なんだか酔ってきちゃった〜♡」

この発言が、男の本性を炙り出すリトマス紙となることをご存知だろうか。猫撫で声に釣られた男たちを、凛子は冷静な目で見定めた。

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第3話:「初デートでまさか…?」25歳女が男に連れて行かれた”意外な場所”に歓喜した理由

眉間に皺を寄せ、血眼になって婚活している女性たちは、本当に視野が狭い。

類稀なる美貌も才能もないくせに平々凡々な自分を棚に上げ、些細なことに目くじらを立て、男を減点方式でジャッジして切り捨てる。一体、何様のつもりなのだろう。

“木を見て森を見ず”な愚かなお一人様女性が多いせいで、この世はブルーオーシャン。おかげさまで良い男は大量に余っている。

「一日が24時間以上あれば良いのに…、私が何人もいれば良いのに…」と嬉しい悲鳴をあげつつ、凛子は粒揃いの男たちとのデートを順調に捌き続けていた。

第3話の続きはこちら

第4話:「もしかして、この男…」完璧なクリスマスデートに、女が感じたヤバい“違和感”

結婚を見据えた今は一人ひとりとじっくり向き合いたいと思っている。レピュテーションリスクを回避するためにも、デートは1日に1人が関の山。しかし、有難いことにクリスマスは2回ある。

「やっぱりデートするなら、24日のクリスマスイヴだよね」
「クリスマスと華金がかぶる25日が最高だよね」

狙っている男性上位2名をピックアップし、それぞれにそれとなく吹き込んで、24日と25日にデートを取り付けることに成功した。

さぁ今宵、頂上決戦が幕を開ける。クリスマスデートを制したのは、どちらの男なのか…。

第4話の続きはこちら

第5話:「アレを見れば男の本性がわかる」初めて訪れた男の部屋で、女が密かにチェックする場所

凛子はクリスマスの日の出来事を思い出し、含み笑いを浮かべながらスマホを眺めていた。

将司からMax Maraのコートをプレゼントされたあの夜。キスしてもおかしくない雰囲気だったが、満面の笑みでハグするだけに留め、お礼を言って颯爽と帰宅した。すると、読み通り彼からすぐにLINEがきた。

『年末は何してるの?カウントダウンしない?』

一番盛り上がったところで帰宅すると「またすぐに会いたい」と思わせることが出来る。そして、次に会える日まで相手の気持ちを昂ぶらせておくことができるのだ。

第5話の続きはこちら

第6話:初めて家に彼女を泊めた翌朝、隣を見たら…。男が愕然としてしまったワケ

せっかくの雰囲気や流れを止めて、恥をかく覚悟までして、襟を正して“ちゃんとした告白”ができる大人の男なんてどれ程いるのだろうか。

—野暮なことはしたくない…

プライドが異様に高く、それでいて実はシャイな将司は、人生で一度たりとも“ちゃんとした告白”をしたことがない。

キスから始まって、体の相性を確認して、なんとなく始まっていく。どんなに清楚ぶった女でも結局雰囲気に飲まれて体を委ねてくるもの。そう思っていた。今日までは…。

第6話の続きはこちら

第7話:元カノから3年ぶりに連絡が…。男が唖然とした三十路女の変わり果てた姿とは

年収は右肩上がりの独身貴族。将司のもとには、新年にかこつけて過去の女たちからの“ザオラルLINE”が山ほど届いていた。

年を重ねるごとに出会いが少なくなっていき、遠い目で過去を振り返る女たちの姿が目に浮かぶ。

『そういえば、結婚するにはあの男良いかも…』と微かな下心を込めて、『あけましておめでとう!元気〜?(やっぱり私と結婚しない?)』というLINEを送ってくるのだろう。

ほぼ全てのザオラルLINEを既読無視していたが、一人だけ心に引っかかる女がいた。3年前に付き合っていたモデルの里香だ。

第7話の続きはこちら

第8話:好きな女のインスタを開いたら、見たくないモノが…。男の恐ろしい勘違いとは

—はぁ、里香はわかってないなぁ。

男は割り勘するフリをされるより、笑顔で“ごちそうさま”って言われる方がよっぽど嬉しいのに。その点、凛子は男のツボをわかっている。無理のない範囲内で男に小さなお願いをちょこちょこしてきて、笑顔で“ありがとう”と言ってくる。

—やっぱ里香みたいな女は、一緒にいて疲れるわ。はやく凛子ちゃんに会いたい…

店を出た後、冷め切っている将司とは対照的に、里香はおぼつかない足取りで腕を組んできたかと思ったら、甘ったるい声で囁いてきた。

第8話の続きはこちら

第9話:「まさか、この俺が…?」市場価値MAXの年収2,000万32歳男が、突如結婚に焦った理由

凛子は真剣な面持ちでパソコンと対峙していた。

歴代の元彼、好きだった人、男友達、女友達…、今まで出会った合計500人の特性をデータ化し、関係の継続年数と相性の良さをアウトプットして分析ソフト“R”でモデルを組んだ。

そこに、今までに収集した将司のデータを細かく入力していく。

32歳、長男、私立男子校出身、慶應義塾大学卒、外資系証券会社勤務、身長178cm…

第9話の続きはこちら

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