今日が、何でもない普通の日なら良かったのに……
“記念すべき日”に起きた最悪な出来事は、悲しみや怒りなどあらゆる感情が倍増して
一生忘れることができない思い出として心に刻まれる
この連載では、“記念日”にまつわるストーリーを東京カレンダーのライター陣が1話読み切りでお送りする
▶前回:「私の荷物はどこに隠したの…?」男の部屋で屈辱を受けた、セカンド女の悲痛な叫び
ホテルの最上階。
ひときわ大きい扉を開けると、東京の夜景が一望できる空間が広がっていて…。
明かりをつけると、部屋中に散りばめてあるバラの花びらが目に飛び込んできた。
「うわ、素敵…♡ 仁(じん)ありがとう!」
スイートルームに泊まることには慣れているけれど、......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
若い時は流されてもしょうがない部分からもあるかもしれない
でも過去を振り返るってことは今が幸せじゃない証拠だからね
今が幸せなら康介のことなんて思い出さないし、康介は優里のこと思い出さないだろうなぁ
仁は先に言ってよ!!って思うけど、優里と結婚とか考えてないから言わなかったのかな
今は子どももいて幸せだけど、今でも思い出す、
ああ、康介の平凡なあの優しい気持ち。
上を見たくなる、欲張りたくなる、
目の前の幸せに気づけないって愚かよね。
離婚して独身?
ただの既婚者?
分かりづらかったわ。