忘れられない“あの日” Vol.5

「私の荷物はどこに隠したの…?」男の部屋で屈辱を受けた、セカンド女の悲痛な叫び

わかってる。

ショウちゃんは好きじゃなくても、女の子を家に上げるし、

好きじゃなくてもキスをして、

好きじゃなくても抱いてしまう。

だけど、求められると嬉しくて、嘘の幸せに浸る時間は、尊くて愛しい。

この感情は、誰にも触れない私だけのものだ。

家へ向かう電車の中で、Instagramを開く。

簡単に見つかった、あの人のアカウント。

こんな女を?と罵りたかったのに、彼女は私が戦うフィールドの遥か上で微笑んでいた。


女優みたいな顔に、しなやかなのにメリハリのある美しい体。笑顔の奥に潜む、艶かしい色気。

どこをとっても勝負できない。

苦しくて、吐きそうになるのを抑えて、玄関で乱暴にパンプスを脱ぎ、バスルームへ向かう。

本当は、残しておきたいショウちゃんの匂いを、泡と共にシャワ......


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