やまとなでし男 Vol.13

自分勝手な女が選ばれて、献身的な女が泣きを見る。万年二番手の女が絶望した夜

「金で買えないものはない」

愛だって女だって、お金さえあれば何でも手に入る。男の価値は、経済力一択。

豪華でキラキラしたものを贈っておけば、女なんて楽勝。

そんな彼の価値観を、一人の女が、狂わせていくー。

◆これまでのあらすじ

パリに行かないと決めた麻子は憲明に電話をかけてみるが、着信拒否されていることを知る。一方の憲明も、ある行動に出ていた。

▶前回:元彼の優しさに甘えたくなった女。電話をかけた女を待ち受けていた、当然の仕打ち


−なんで私、本命になれないんだろう。

ベッドに横たわったはるかは、ブランケットで涙を拭った。ぼんやりと天井を見つめながら、憲明の元カノの記憶を手繰り寄せる。

“プロポーズを断って仕事を選んだ女”というのが、彼の元カノの印象だ。

もちろん直接会ったことはないし、どんな......


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