5.2%の憂鬱〜妻からの挑戦状〜 Vol.2

高級ホテルで一体何をしている…?夫が言葉を失った、妻の異常な行動履歴

5.2%―。それは、日本国内で“妻の方が稼ぐ”世帯の割合。

「妻には、仕事を頑張ってもっと輝いてほしい」

笑顔でそう言いながら腹の底では妻を格下に見て、本人も自覚せぬまま「俺の方が稼いでいる」というプライドを捨てきれない男は少なくない。

そんな男が、気づかぬうちに“5.2%側 ” になっていたら…?

男のプライドが脅かされ、自らの存在意義を探し始めたとき、夫はどんな決断をするのだろうか。

◆これまでのあらすじ

妻の伊織が副業に熱中していることに、疑問を感じ始めた新太(あらた)。困り果てた新太は、同僚に相談してみようと決めたのだった。

▶前回:自宅から徒歩15分のホテルに泊まる妻。夫の存在を無視して、女がしていたこと


「そんなに順調なんですか?副業が」

オフィスのカフェスペースで、テイクアウトしたというカオマンガイを食べながら、三上宇一郎(ういちろう)が目を丸くした。

目の前にいる三上は、新太と同じファームで働く後輩だ。

新太は、夫婦で副業を始めたことで増えた資産をうまく使って、資産運用をすべきだと考えていた。

そこで、そのあたりの知識に詳しい三上に、今後の資産運用についてやどこの銀行がオススメなのかアドバイスをもらうことにしたのだ。

「結局、合併するリスクを考えたら大きいところ一択になるんじゃないですか。というのも…」

尋ねられた三上は、水を得た魚のように意気揚々と話し始める。情報量が多くなるにつれ、彼はどんどんと早口になっていく。

そんな三上に、新太は付いていくので精一杯だ。

「差し支えなければ、奥様の資産状況はどうなってるんですか」

三上に尋ねられた新太は、今の家計の事情について細かいところをボカしながら説明しはじめた。

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