私、マスクしてるとモテるんです Vol.9

「積極的に誘ってきたじゃない…!」親密だった男が隠していた、まさかの事実とは

毎日すっぴんと部屋着で過ごし、久しぶりにタイトスカートを履いたら、なんだかきつい…?

リモートワークと自粛生活で美容への努力を怠り「女としてヤバい…」と、嘆いていた損保OL・美和。

だが、そんな彼女にまさかのモテ期が到来している。

その理由は、一体…!?

◆これまでのあらすじ

ゆかりのアドバイスをもとに、篤哉・善斗それぞれと過ごす時間を楽しもうと企む美和。そんな中、篤哉が転勤になることを聞かされ…?

▶前回:「今は2人と楽しんだってイイの」数多の男をフッてきたモテ女が指示する、大胆な行為


―はあ、なんか身体がだるい。

美和はいつもの起床時間をとっくに過ぎているというのに、寝室のベッドの中でモゾモゾしていた。

何だか身体が重くて、シャキッと起きられない。天気が悪い日は、いつもこんな感じだ。だるさが身体全体に岩のように重くのしかかってくる。

―もう今日は、午前中だけでも会社休もうかなあ。

なんとなく会社に行きたくない気持ちになっているのは、先日聞いてしまった篤哉の転勤のこともある。

篤哉からは、いまだに何の連絡もきていない。本人がまだ知らないのかもしれないが、異動の時期を考えればそろそろ発表になるはずだ。

篤哉とは、結局何もないまま終わってしまうのだろうか。

―私、何やってたんだろう。いっつもダメダメじゃん。

モテ期到来と浮かれていたのもつかの間、現実に引き戻された。そうしてベッドの中でウジウジ考え事をしていると、かけていたアラームが爆音で部屋中に鳴り響く。

スマホと目覚まし時計のダブルパンチ。もうこれ以上ベッドにいたら遅刻してしまう。最後の警告音だ。

美和は観念したように起き上がり、急いで出社する準備を始めた。

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