男と女の答えあわせ【A】 Vol.25

「彼女、やることが下品すぎる…」デートの夜、積極的だった女を男が拒んだワケ

A1:ところどころ、ガサツさとマナーの悪さが垣間見える


花と出会ったのはアプリだった。めちゃくちゃ顔がタイプだったので、僕は一目で彼女を気に入ってしまった。それからすぐにデートをすることになり、気合を入れて店を探す。

そして、最近できたばかりの「フォーシーズンズホテル東京大手町」にある、夜景も見える絶景レストラン『PIGNETO(ピニェート)』で初デートをすることになった。

眼下に広がる絶景に、花も喜んでくれている。


「わ〜綺麗♡来てみたかったから嬉しいな」
「実は僕も来るのは今日が初めてで。初デートだし、喜んでくれるお店がいいなと思って必死に探したよ(笑)」

目の前に座る花は写真よりさらに綺麗で、僕は珍しく緊張してきてしまった。

「花ちゃん写真より実物の方が可愛いから、緊張しちゃって」
「本当?流星くんも実物の方が断然かっこいいよね」

実際に会ってみても会話が弾み、出だしはかなり順調だった。

「花ちゃん、普段はどのあたりで飲むことが多いの?」
「私は丸の内か銀座が多いかなぁ。流星くんは?」
「僕も同じ!」

ところがその時、花がテーブルの上に堂々と肘をつきながら食事をしていたのだ。

—あれ?

そう思ったが、細かいことを言っていては何も進まない。たまたま肘をついてしまっただけかもしれない。

一旦気を取り直し、初デートを楽しむことにする。しかしまたしても気になることがあった。

「花ちゃん、今彼氏はいないんだよね?」
「うん、彼氏はいないよ!」

そう言いながら、口に物が入った状態で大きな声で返事をした花。

一瞬ビックリしてしまったが、食事中に質問を投げかけてしまったのは僕の方である。

「そうなんだ。食べている最中に突然変な質問してごめんね(笑)」

すかさずそうフォローしてみたものの、花は何も気にせず続けている。

「流星くんは?ちなみにどういう女性がタイプなの?」

—とりあえず、食べ物を口の中に入れながら話すのはやめようか。

そう突っ込みたい衝動に駆られていた矢先の出来事だった。

「あ!花ちゃん、洋服にソースがついちゃったかも・・・」

食べながら話していたせいか、彼女はトマトソースを思いっきりこぼしてしまったようだ。それと同時に、花のテーブル周りは何故かポロポロと色々な物がこぼれていることにも気がつく。

「え?嘘、本当だ!ショック〜このトップス高かったのになぁ」

不機嫌そうにブツブツと文句を言っている花を、僕は慌ててなだめる。

「え!そんな高いの!?それは困ったね・・・」
「まぁいいや。クリーニングに出そうっと」
「平気?大丈夫?」

—あれ?何だかこの子、思っていたような感じとは違うかも?

正直戸惑ったけれど、まだ1回目だし、次のデートの約束もして別れた。だが2回目で、やっぱり違うと確信したのだ。

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