君が僕で、僕が君で Vol.12

これは運命の恋の始まりなのか?身体が入れ替わってしまった商社マンと女子大生「君が僕で、僕が君で」全話総集編

あの頃の僕たちは、まだ本当の恋を知らなかった

ステータス目当ての美人女子大生と
身体目当てのエリートサラリーマン

空虚なデートの翌日

目を覚ましたら、待ち受けていたまさかの展開

これが運命の始まりだった

君が僕で、僕が君で・・・?

「君が僕で、僕が君で」一挙に全話おさらい!

第1話:「隣にいるのは一体誰?」美女と一夜を共にしたはずの商社マンを襲った悲劇

ーワンチャン女優にだってなれそうな顔をしているのに、この演技では到底無理だな。

しかし、顔だけはとにかく良いのだ。彼女の魅力はその一点に尽きると言っても差し支えない。

清楚なブラウスで隠れているが、スタイルも相当良さそうだ。このような無礼な振る舞いに目を瞑ってでも、手に入れる価値は大いにあるといえる。

何故って彼女は、昨年の秋に有名私大のミスコンで準ミスに選ばれ、インスタのフォロワーは15万人、うまく"育てれば"キー局の女子アナも狙えそうなポテンシャルなのだから。

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第2話:夢か現実か!?身体が入れ替わってしまった美人女子大生とサラリーマンの断末魔

あまりの衝撃に全身が硬直し鳥肌が立った。目を見開いたまま、瞬きするのを忘れたくらいだ。僕は、目の前に広がる光景を理解することに全力を注ぐ。

「・・・・・・!?」

瞬きもせずに60秒、脳みそをフル回転させても理解することは到底不可能だった。目の前に広がる奇妙な光景を、ありのまま棒読みすることしかできない。

僕の、目の前には、“僕”が、いたのだ。

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第3話:「え、こんなとこに住んでるの?」初めて訪れた美女の部屋で、商社マンが目にした光景

「これで、お食事会決行ね。準備しましょ!とりあえずシャワー…」

勢い良く言いかけたところで時が止まる。

—身体が入れ替わっているのにシャワー…?やだっ…どうすればいいの…?

私が額に手を当てたまま絶望に浸っていると、凌がニヤニヤした顔でこちらを覗き込んできた。

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第4話:「それ…男引くよ?」絶世の美女なのに、食事会でドン引きされるワケ

“私の姿をした凌”に清楚系のワンピースを着せ、お気に入りのアルハンブラウォッチを着けて、CHANELのお粉をはたき、Jo Maloneの香水を振りかけた。

「完成〜。完璧な美女だわ♪」

“私の姿をした凌”は先ほどまで「化粧って楽しいな〜」とノリノリだったくせに、身支度が完成した途端こちらを白い目で見つめてきた。

「…あぁ、わかったわ。君の残念なところ」

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第5話:「年収よりも"アレ"が大事?」女たちが明かす恐ろしい本音

美波は再び男性陣を蔑んだが、僕はそんなことよりも狙っていた美波に家賃200万円の彼氏がいるということにショックを受けた。

「もっとおだてればバッグくらいは買ってくれそうじゃない?5億円のマンションも買ってから自慢しろってかんじ」

美波に続き、沙羅が艶やかな黒髪を梳かしながら笑った。自分も何か言わなければ…と焦り、僕も恐る恐る口を開いてみた。

「…えっと、みんなは誰狙いなの?」

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第6話:「焦らされたい…?」男を虜にした清楚系美女の上級テクニック

「大事なデート、凌に任せたくないけど、多忙な人だからドタキャンするわけにはいかないの。ヴァンクリの時計…凌の言った通り男受け悪かったわ…今日は外して行ってね」

「はぁ、麗奈ってホント男心わかってないなぁ…俺に任せて?」

三枝マサルは西麻布のラウンジに通ってシャンパンを開けているような派手な人間で、本業が軌道に乗っていることも相まって港区では名の知れた男だ。

このような強者を落とすには、通常とは違ったアプローチをする必要がある。

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第7話:「私達ってどういう関係?」女の禁句に対する男のウマすぎる回答とは

麗奈と別れてタクシーの運転手に行き先を告げ、着いた場所は青山の高層マンションだった。オートロックを2回通り抜けてドアの前に立つと、緊張して足が震えているのがわかった。

ピーンポーン♪♪♪

重厚なドアの隙間から、ケントの甘いマスクが見えた。長い前髪をヘアバンドで上げていてプライベートな姿に不覚にもドキっとする。

—か、かっこいい…

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第8話:「こんなの初めて…」28歳男の前で、女が本当の自分をさらけ出せた夜

「初めて会った日、つまらなそうな顔をしていた麗奈が、ケラケラと腹を抱えて笑ってくれるのが嬉しい」と凌も言っていたが、私にとっても、凌と過ごすこの時間が1日の楽しみになっていた。

日本一人気のバンドマンと付き合えるなんて…喜ばしいことなのかもしれないけれど、私の気持ちは複雑だった。

自分の全てが崩れ落ちるような、そんな絶望感を感じてしまったのだ。

「全然嬉しくない…ショックなの…」

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第9話:「あえて終電を逃す女」28歳男が驚愕した、彼女の恐ろしい思惑

「凌くん、この間すぐ帰っちゃったから、もっとゆっくり話がしたくて…」

美波は目をキラキラと輝かせ、朝まで飲めますよ♡というオーラを放ちながら、会話をポンポン打ち返してくる。

「あの後、麗奈大丈夫でした?なんか…凌くんって麗奈狙ってるのかなーって」
「あ、あぁ大丈夫だったよ。うん、まぁ…麗奈ちゃんは綺麗だなぁって思うよ」
「麗奈、超美人ですよねぇ、でも…」

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第10話:「マジありえねぇ」男がドン引きした美女と”おじさま”の衝撃の関係とは?!

白い大理石のテーブルの上に封筒を投げ出した。勢いよく置いたせいで中に入っていた100万円がばら撒かれた。

「え?こっちの台詞なんだけど…どうしたの、これ…」

「知らないよ、鮨食い終わって車の中で鞄見たら入ってた。峯村さんとどういう関係なんだよ」

ダイヤ付きの時計はお婆ちゃんに成人祝いで買ってもらったと言っていたし、このマンションの家賃は親が払っていると言っていた。派手に見えるが実は純粋な心を持つ麗奈の言葉を僕は信じていた。

でも…この札束と、昨日の美波の言葉がリンクする。

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第11話:女の「今夜はOKサイン」を読み間違えた男。恥ずかしい勘違いをした彼に訪れた悲劇とは

「大人をからかうのはやめなさい。一体どういうことだね、人のマンションに男を連れ込むなんて。恩を仇で返すというのかい?」

「いやいや峯村さんとデートした後に男を連れ込むはずないじゃないですか。私そこまでバカじゃないですよ?本当に兄なんです。昨日一緒にライブに行ってそのまま泊まったんだよね、お兄ちゃん?」

凌は必死に攻防し、私にパスを投げた。このままシラを切ることも可能なのかもしれない。

—でも…もういい。私にとって大切なものは何かわかったから。

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