「え、こんなところに!?」立地に驚く話題店3選!


雑居ビルの1階のピンクの壁を進めば“精悍な鮨カウンターに出合える”
『鮨みうら』

麻布十番商店街から一本入った、網代公園向かいに建つ小さなビル。

出迎えるのはなんと、怪しいオーラを放つピンクの壁とシャンデリア。正直〝鮨屋〞があるとは思えないビルのエントランスに一瞬たじろぐ。

初めて『鮨みうら』を訪れる人は、まずこのカウンターパンチを喰らうだろう。しかし階上にあがり暖簾をくぐればまた、驚かされるのだ。

壁には『菊乃井』の大将・村田吉弘氏の直筆の書が飾られている


そこに現れるのは、茶室を彷彿させる上品な和空間。あえてカウンターは低めに作り、“フラット”で心地よい空気が流れている。

こぢんまりとした8席のみのカウンターは、わざわざここをめがけてくる食通たちで毎夜埋まるという。

昨年2月にオープンした『鮨みうら』の店主・三浦健太氏は、赤坂の『菊乃井』で13年、阿佐ヶ谷と日比谷の『鮨なんば』で1年修業したのち、独立。

「和食出身なので、つまみもいろいろ食べてもらいたい」と、1万9,000円のコースでおつまみ7〜8品、握り9〜10品と申し分ないボリュームだ。

名物の稚鮎の握りは8月までの提供。松と笹の香りを纏わせながら稚鮎を焼き、蓼酢のペーストを挟んでいただく。内臓のほろ苦さとシャリの相性がえも言われぬ旨さ


お椀や小鉢に使う出汁は、『菊乃井』仕込みの引き方で上品に。握りは『鮨なんば』の教えを踏襲。

たとえば、三浦氏が「これを食べられるのは、おそらくウチだけ」と話す、稚鮎の塩焼きの握りや、歯切れのよさと甘みを引き出すため、一番柔らかな三層目に切り込みを入れたイカなどこだわりの逸品が続く。

名店で培った基礎と技術があるから、斬新な料理も決して浮つかない。怪しい入口の先には、味を知る大人だけが行きつく隠れ家が潜んでいた。

琵琶湖産の稚鮎。焼く前に客の前で、泳ぐ稚鮎を見せる

やわらかな穴子とキュウリの歯触りが美味な、穴子とキュウリの握り。おまかせコース¥19,000~

場所は麻布十番の網代公園のほど近く

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