スマホの中の私 Vol.2

「こんな姿、誰にも見せられない…」女がスマホの中に隠していた、とある秘密

都会に生きるOLの収入源は、ひとつじゃない。

昼間にweb編集者として働く水島結花は、副収入を得るための“夜の顔”を持っている。

―だけど、もう1つの姿は誰にも見せられない。

しかし彼女のヒミツは、ある日の出来事をきっかけに暴かれていく…。

◆これまでのあらすじ

大手出版社のデジタル部門で働く結花。一見、普通のOLに見える彼女には1つだけ秘密があった。それは、周囲に内緒でネットアイドル活動をしているということ。

しかし、ある日のライブ配信中に不可解なコメントが届いて…?

▶前回:「これだけじゃ満足できないから…」強欲な25歳OLが隠している“夜の顔”とは


「あぁ、良かった。なんとか間に合った~」

始業時間ギリギリにオフィスへと駆け込んできた結花は、自社で発行している最新号の女性誌の横に、買ったばかりのロエベのバッグをドサリと置いた。

結花は大手出版社のデジタルコンテンツ部で、女性誌のwebメディアを担当している。

今日はどの記事から手を付けようか、とスケジュールを確認したところで、ふと手を止めた。

―うわっ。始業時間から打ち合わせが入ってるの、すっかり忘れてた…。

慌てて席から立ち上がったその時、同僚の涼香から声が掛かる。

「おはよう。早くしないと打ち合わせ始まっちゃうよ。ほら、急いで!」

主に広告タイアップ案件の編集を任されている結花は、社外と打ち合わせをする時間も多い。

今日の1件目は、大手町にある新聞社の新規事業開発部との初回打ち合わせだ。涼香と共に会議室へと向かうと、すでに新聞社側の出席者は揃っていた。

「お世話になります。水島結花と申します」

名刺を取り出し挨拶をしようとした結花は、目の前の男性を見た瞬間、無意識に息を止めてしまった。

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