スパイシー・デイズ Vol.11

彼氏に「遅くなる日は、2時間おきに電話」と強制する女の闇とは

スパイシーデイズ。

それは、自分を見失うほどの恋に苦しんだ日や、
仕事のミスが悔しくて涙を流した夜、
もう来ないとわかっているはずなのに返事を待つ、あの瞬間。

ほろ苦いように感じるけれど、
スパイスのように人生の味つけをしてくれる。

前回は元彼に未練を残した女が前に踏み出したきっかけを紹介した。

今回紹介する彼女が過ごすのは、どんなスパイシーデイズ...?


「真実の愛?」

眉をあげて思わず聞き返す七海に、梨花は大真面目な顔をしながら、「うん」と大きく頷く。

「急にどうしたの?疲れてる?別れたのがそんなにショックだった?だからチゲしゃぶ食べに行こうって今日誘ってきたの?」

戸惑いを隠せず、半笑いで質問を投げかけてくる七海に、梨花は目を細めて睨みをきかせる。

「大真面目です」

「翔太君との関係が、真実の愛だったと思う...か。真実の愛ねぇ」

そう呟きながら、七海は渋谷『神南軒』のテラスで、目の前で煮立つチゲしゃぶに目をやった。

「そう。別れたけど、1ヶ月経ってもやっぱり翔太のこと気になるし、どうしても嫌いになれないし、欠点含めてお互いに直していきたいって思うし...これって真実の愛だったのかなって」

「じゃあ、なんで別れたのよ」

「うーん。不安だったんだよね、違う誰かのところに行ってしまいそうで。だから色々な約束事作っちゃって」

「約束?」と首を傾げる七海に、梨花は指を折って数えながら、つらつらとその「約束」を挙げ始めた。

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