彼氏の元カノ Vol.4

デート直後から、彼氏と連絡がつかなくなった…。そのとき彼は、何をしていた?

知りたくないのに、知りたい。

恋人と過ごす幸せな毎日に、突然あらわれた忌まわしい存在。

愛する恋人の過去を自分よりも知っている、妬ましい人。

「気にしなければいいクセに、どうしても気になる…」

これは“元恋人の影”に鬱々とする、男女の物語。

◆これまでのあらすじ

初めて訪れた京太郎の家には、クレンジングやマグカップなど元カノ・梨子のものと思われるアイテムが、多数残されていた。さらに麻衣は、京太郎が今も梨子とLINEをしていることに気づいてしまい…。


―なんで、デート中なのに元カノと連絡取ってるの?

京太郎の車で自宅まで送り届けてもらった麻衣は、悲しみと不安で心がいっぱいになっていた。

それなのに、今はただソファに寝転がって天井を見つめるくらいしかできない。…京太郎は、もうメッセージを見たのだろうか。

麻衣は、ついさっきのことを思い出す。車のコンソールボックスの上に置かれた京太郎のプライベート用携帯に、梨子からのLINEが来ているのをはっきりと見てしまった。

見てやろう、なんて気はまったくなかった。ただただ目に入ってしまったのだ。

その通知画面を見るまでは、梨子の存在は気になるし鬱陶しいが、あくまで“過去の人”という認識でいた。

しかし、京太郎との仲の良さを暗にアピールするようなストーリーズを投稿したり、プライベート用のLINEにわざわざメッセージを送ったりする関係だと知ってしまった今、麻衣の不安は加速するばかりだ。

そう考えると、いてもたってもいられない。

麻衣はバッグからスマホを取り出し、京太郎に電話をかけた。

しかしスリーコールほど鳴ったところで、なぜかプツリと電話を切られてしまったのだ。

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