東京結婚式事情 Vol.16

【プランナー直伝】結婚式二次会、プログラム作りでの成功と失敗の違いって?

結婚式二次会は、結婚式とは全く異なる雰囲気・演出がゲストを楽しませてくれるイベント。

しかし、どのような構成にすればゲストに満足してもらえる会になるのか、頭を悩ませている幹事も多いだろう。

そこで今回は、『二次会作りのコツ』についてお届けする。

ウエディングプランナーが運営する結婚式相談カウンター「トキハナ」監修で、プロの目からみた成功と失敗の違いを紹介しよう。



1. 失敗しない二次会プログラム作りの基本


ゲストに楽しんでもらえる二次会にするには、どんなことに気をつければ良いのだろうか?

まずは、プログラム作りで押さえておくべき基本を見てみよう。

Point1. 進行表を作成し、余裕を持った時間配分を

二次会のプログラム作成においてまず重要なのが、余裕のある時間配分を設定することだ。

イベントを詰め込みすぎてタイトなスケジュールになると、コンテンツを中断せざるを得なくなって会場の雰囲気を盛り下げてしまうこともある。

ある程度やることが決まった段階で一度当日の進行表を書き出し、無理のない時間設定になっているか確認すると安心だ。

進行表は準備~後片付けまでの所要時間を中心に、使用するアイテム・出演者・BGMなども合わせて書き出すのがポイント。当日のスムーズな準備・進行に一役買うだろう。

当日は、予期せぬトラブルなどで何かと時間が押してしまいがち。

トラブルも想定した余裕のある時間配分を心掛けると良いだろう。


Point2. 歓談時間を設けて、メリハリのあるプログラム構成を

二次会のプログラム構成を考える際は、歓談時間を挟むのがポイントだ。

イベントが連続すると、ゲストが会話や料理を楽しむ時間がなくなり、慌ただしい印象を与えてしまう。

プログラム内に適度に歓談時間を挟むことで、ゲストを飽きさせないメリハリのある構成作りができる。

全体のバランスのとれたプログラムを作るコツは、入退場やスピーチ、乾杯などの必ずやるべきことと歓談時間を中心に、クイズ大会などのイベントを組み合わせていくこと。

イベントばかりを中心に構成しようとすると、会を進行する上で外せない入退場の時間などが十分に取れず、全体のバランスが悪くなってしまうこともある。

基本は、プログラム上で必要不可欠なコンテンツを中心に構成すると良いだろう。



2. ゲストに喜ばれる二次会のイベントや人気の演出って?


二次会を盛り上げるイベントはプログラム作りにおける肝であり、主催である幹事の腕の見せ所でもある。

ゲストを楽しませる二次会のイベント・演出をいくつか紹介しよう。

2-1. 二次会イベントの王道!ゲスト参加の賞品付きゲーム大会

二次会イベントの定番は、クイズやビンゴなどのゲーム大会。ゲスト参加型のコンテンツであるため、盛り上がりが期待できるイベントだ。

ゲーム大会を成功させるためのポイントは3つ。

1つ目は、わかりやすいルール作りだ。

時間に余裕があるほど、凝ったルール作りをしてしまいがち。しかし、ルール説明自体に時間がかかったり、ゲストがルールを理解できないといった事態になることも。

できるだけ明快でわかりやすいルール作りを心掛けると良いだろう。

2つ目は、ゲーム内容の工夫だ。

ゲームの内容次第で、楽しみ方はさまざま。チーム戦にしてみたり、新郎新婦にまつわるエピソードをクイズにするなど、工夫の仕方は多様だ。

どんな雰囲気でイベントを進行したいかを考えながら、内容を工夫してみると良いだろう。

そして3つ目は、賞品の選定だ。

賞品のラインナップがチープすぎると、場の雰囲気が盛り下がってしまうことがある。

予算が厳しい場合でも、上位の賞品は人気のテーマパークのチケットといった、ある程度お得感のあるものをチョイスすると良いだろう。


2-2. 挙式よりもカジュアルに!セレモニー演出やお色直し

二次会のコンテンツとして、ケーキカットや花嫁のブーケトス、キャンドルサービスといったセレモニー演出も人気。結婚式よりもカジュアルに執り行えるのがポイントだ。

合わせて、新婦のお色直しも人気の演出の一つ。新婦の多彩なドレス姿をゲストに楽しんでもらうことができる。

ただし、お色直しを行う場合は「時間」に要注意だ。

お色直しに必要な所要時間は、衣装のみの場合で約20分、ヘアスタイルも変える場合はさらに時間がかかる。

プログラム全体の時間配分を調整し、余裕のあるスケジュール立てを心掛けると良いだろう。


2-3. 会場全体を盛り上げる!歌やダンスなどの余興

歌やダンスなどの余興も盛り上がるイベントの一つ。プロの漫才師やマジシャンを呼んで簡単なショーを行うケースも多い。

こうしたコンテンツを用意する場合は、二次会となる会場の設備や費用を確認しておく必要がある。

また、ショー形式の余興を行う場合は、会場を下見する際にパフォーマンスを行える十分なスペースがあるかをチェック。

全てのゲストが余興を見られるよう、座席の配置を変えられるかどうかも確認しておくのがポイントだ。


2-4. 当日まで極秘!思い出に残るサプライズ演出

ゲストの予想を上回るサプライズ演出も二次会の定番。

例えば、新郎新婦の両親や恩師からの手紙、新郎からの公開プロポーズ、ゲストからの歌やダンスなど。アッと驚く演出が、場の雰囲気をコントロールできる。

サプライズ演出は当日まで内容がシークレット。そのため、ターゲットにバレないように連携をとることが重要。

会場側にも行うタイミングや内容を事前に伝えておき、抜かりない準備が必要だ。


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3. こんな二次会は盛り下がる!?避けたいプログラム例


盛り上がると思って考えたプログラムにも関わらず、全く盛り上がらなかった…という事態は何としても避けたいところ。

そこで、失敗談をふまえて、避けたほうが良い二次会プログラムを4つ紹介しよう。

3-1. ゲスト置いてけぼりの内輪ネタ系プログラム

一部のゲストだけが盛り上がるような内輪ネタはNG。クイズやムービーの内容が、なるべく身内だけのネタにならないよう気を付けたほうが良い。

また、司会を友人に頼む場合も要注意。特定の人にずっと絡んだり、新郎もしくは新婦どちらかの関係者しかわからない話を続けてしまったという失敗談も…。

司会を友人に頼む際は、簡単な台本を用意しておくと安心だ。


3-2. 下ネタや過去の異性関係などの悪ノリ系プログラム

結婚式よりカジュアルな二次会といえど、最低限のマナーを忘れてはならない。

ゲーム大会の賞品にジョークのつもりでアダルトグッズを入れたり、新郎新婦の過去の異性関係などに触れたりと下ネタや悪ノリはNG。新郎新婦の印象が悪くなってしまうことにもつながりかねない。

また、ゲスト間の交流を深める目的で連絡先を交換させたり、ボディタッチをさせたりといったハラスメントに近いプログラムも勿論×。ゲスト同士のトラブルに発展する危険もあるため、絶対に避けるべきだ。


3-3. 内容が凝りすぎ系プログラム

二次会は時間配分が命。ルールが複雑なもの、準備に時間がかかるようなプログラムは想定以上に時間が押してしまうため、避けたほうが良いだろう。

ルールが複雑化するほど、きめこまやかな進行と余裕のある時間が必要。準備や進行にモタついてしまうと、それだけで会場の雰囲気は一気に盛り下がってしまう。

当日のスタッフ人数が十分でなかったり、時間に余裕がない場合は、シンプルで明快なビンゴなどのゲームにしたほうが安心だ。


3-4. 予告なしの強制参加系プログラム

大勢の前で何かを喋ったりするのは誰でも緊張するもの。前に出ることに抵抗感があるゲストもいるため、予告なしに突然ゲストにスピーチや歌などの余興を指定することはNG。

突然のことに気まずい空気が流れ、ゲストにとって二次会が嫌な思い出になってしまうこともある。

参加型のプログラムを行う場合は全員参加にしたり、指定のゲストに事前にお願いするといった最低限の配慮が必要だ。


4.まとめ



二次会のプログラムを考えるうえで難しいのは、その予算と時間。頭を抱える幹事も多いことだろう。

まずは、進行上外せないコンテンツを中心にスケジューリングするのがポイント。

ついあれもこれもとコンテンツを詰め込みたくなるが、取捨選択も必要なこと。

なによりも、ゲストが楽しめ、そして新郎新婦にとって思い出に残る二次会作りを心掛けることが大切だ。

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