2020.04.25
大人なら詳しくなりたい、お酒の基礎知識 Vol.2お家時間が増えてきた今日この頃。家でワインを飲む機会が多いなら、そのラインナップには話題のナチュラルワインを加えておきたい。
ワインジャーナリストの柳忠之氏に、おすすめの一本を聞いてみた!
Q.何かと話題のナチュラルワイン。知らないとは言えなくなってきた。今、飲んでおくべき一本を教えて!
柳「大変だ、大変だ〜!」
――柳さん、血相変えて何事ですか?
柳「取り乱してすまない。いや〜、フランスからビッグニュースが飛び込んで来てね。」
――えっ?まさか、休館中のルーヴル美術館からモナリザが盗まれたとか?あるいはエッフェル塔がピサの斜塔のように傾き出したとか?
柳「違う違う、ワインの話。ナチュラルワイン、つまり日本でよく言われる「自然派ワイン」の定義について、フランスの政府機関が正式に認めたんだ。」
――それがどうして大変なんですか?
柳「オーガニックワイン」についてはすでに、EUレベルで定義が決まってるのだけど、これまで「ナチュラルワイン」は手つかずのままだった。
だからなにをもってナチュラルなのか曖昧なまま、「オレ、自然派」と言えば自然派だったわけ。それでもっと厳密にしましょうと動いたグループがいて、彼らが作った条件案をついにお上が承認したんだ。」
オーガニックとナチュラル、その違いはワイン造りにあり
――そもそもオーガニックワインとナチュラルワインの違いが、私にはちっともわからないんですけど。
柳「細かく説明すると「来月号に続く」となっちゃうので端折るけど、どちらも殺虫剤や除草剤などの農薬を使わず、化学肥料も撒いたりしない、オーガニック農法のブドウを用いる点では同じ。
問題はその後だ。オーガニックワインが市販の酵母で発酵させたり、保存料としてソルビン酸を加えたり、酸味の足りないワインに酒石酸を加えることも許す一方、今回のナチュラルワインはいかなる添加物もダメ。
ただ酸化防止剤の亜硫酸だけは、瓶詰め時に30ミリグラムまで加えてよいことになっている。
そしてこれらの条件を満たし、認証を受けたワインには「Vin Méthode Nature(ヴァン・メトッド・ナチュール)」のロゴをラベルに表示することが可能に。」
――これから自然派ワインを飲みたくなったら、そのロゴマークを目印にすればいいんですね。
柳「う〜ん、そうとも言えない。」
――え?
柳「というのもこのグループに属する造り手は現在50軒程度。2019年ヴィンテージで、ロゴマークの付くワインは70種ほどに限られる。
グループは5年以内に約500軒の加盟を目論んでいるけど、もとより自然派の造り手はアウトロー......
読むことができます
【大人なら詳しくなりたい、お酒の基礎知識】の記事一覧
おすすめ記事
2020.03.08
今さら聞けないワインの基礎知識
美味しく飲んで環境保全!?お酒好きなら知っておきたい“持続可能”なワインの楽しみ方
- PR
2024.12.19
「彼のこと、気になってきちゃった…」女性との距離が急速に縮まる、特別な気持ちの伝え方とは
4月25日(土) 主要ニュース:テスラが惚れて起用の日本人とは? / 経済の「記録的マイナス」続々 他
2020.04.22
表紙カレンダー
田中みな実はあざといのか?本気で詰めたら、逆に彼女の人間臭さに魅せられた!
- PR
2024.12.20
初心者も楽しめるカジノがアツい!“大人のテーマパーク”「パラダイスシティ」主催のイベントに編集部が潜入
2023.10.08
大人たちのクリスマス
約100個のバラがケーキに!ラグジュアリーホテルで買える、豪華クリスマスケーキ5選
2018.08.29
8月29日は焼き肉の日!安くてうまい都内コスパ焼肉5選!
2020.04.24
金曜美女劇場
「知らない世界を教えてほしい」美しすぎるバレエの先生が見せた、魅惑的な一面
2016.05.31
押さえておきたいテラス席
東京OL認知率10%!?知る人ぞ知る秘密のテラス席
2024.09.23
小洒落た雰囲気が、デートにぴったり!本場のソウルフルな味を楽しめる、恵比寿の韓国料理店
東京カレンダーショッピング
『かに物語』:〆まで楽しめる雑炊の素付き!蟹の旨みがたっぷりと溶け出すかに鍋セットミニ
『肉のABCフーズ』:黒トリュフ塩付!牛タン&A5ランク黒毛和牛を使った極上ハンバーグ
『東京京橋おばんざい醸』:肉を引き立てる3種の塩!A5黒毛和牛を使ったローストビーフ
『かに物語』:海老・帆立・蟹!ベシャメルソースに、各種海の幸をトッピングした贅沢グラタン
『UMIKARA』:薄切り・厚切り食べ比べ!特製出し汁で味わう若狭湾真鯛の鯛しゃぶセット
『パンツェロッテリア』:具材ごろごろボリューミー!フレッシュな野菜と肉感満載のフライドピッツァ
『オリベート』:黒トリュフ香る、口当たりクリーミーな究極のティラミス
『ミホ・シェフ・ショコラティエ』:日本を代表するショコラティエ―ルが作る、 ショコラ好きのための濃厚ガトーショコラ
『LOUANGE TOKYO』:アート感溢れるビジュアル!口溶けなめらかな大人の生チョコレートエクレア(6種)
『ル・ボヌール 芦屋』:しっとりサクサク!フリーズドライ苺にホワイトチョコをたっぷりと浸透させた新感覚スイーツ
この記事へのコメント