結婚のキメテ Vol.1

結婚のキメテ:結婚願望のなかった男が、突然彼女との結婚を決意した“とある出来事”とは

「みゆきと出会ったのは、7年前のことになります。知り合いに呼ばれて顔を出した食事会に、みゆきがいました。スタイルもいいし可愛いし、素敵な女性だなぁと思ったのが第一印象でした」

当時、夜な夜な六本木や西麻布に繰り出していたという大地さん。20代にして年収は3,000万越え。女性に困ったことはなかった。(そんな大地さんのお眼鏡にかなったみゆきさんも、相当の美人だと噂である)。

「正直に申しますと、交際当初はまさか彼女が結婚相手になるなんて、予想だにしていませんでした」

もちろん真面目な交際ではあったが、大地さんにとって“真剣交際=結婚”とはならず、彼の中で結婚と交際は、全くの別のものだったのだ。

「みゆきは性格もいいし、何より一緒にいて楽しい。当時から、いい彼女だなぁと思ってはいましたが」

そんな彼女に惹かれ、二人は交際を3年も続けていた。しかし交際年月が長くなるにつれ、二人の関係性に少しずつ変化が訪れる。

「当時27歳だったみゆきが、結婚を意識しているのは手に取るように分かりました。女性にとって、大事な時期ですからね。でも結婚したら自由が全て奪われそうで…自分のプライベートがなくなるのが嫌で、とにかくずっと逃げ腰でした」

彼女の方から結婚の話をされても、のらりくらりと話をそらしていたという。

しかし転機が訪れたのは、大地さんが起業した直後のことだった。


「ちょうど3年前に起業したのですが、創業当時はかなり忙しくて。寝る間も惜しんで仕事をしていました。でも会える時間が減っても、みゆきは文句一つ言わず、一緒にいてくれたんです」

そのとき、理解のある彼女に改めて惹かれたそうだ。

けれども、それだけが結婚の決め手にはならなかった。

「その時は仕事スイッチが入っており、忙殺される日々。結婚なんて考える余裕はなくなる一方でした。今から考えると、みゆきには相当我慢をさせていたんだなと思いますが…」

とは言え、27歳だったみゆきさんの態度から、結婚願望が日に日に強くなっていくのをヒシヒシと感じてはいた。

だがタイミングも悪く、仕事で会えない時間が増えたこともあり、二人は段々とすれ違っていった。

そんな時に、多忙を極めた大地さんが体を壊してしまったのだ。

「それがキッカケで、僕の人生は大きく変わったんです」

この記事へのコメント

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No Name
テキパキ出来るけど、普段はおっとりというのがポイント高いよね。
常日頃からアレコレ口も手も出すオカンタイプだと、テキパキ看病されても、守りたい人とはならないと思う。
2020/05/06 06:2199+返信6件
No Name
仕事で夜遅くに、寒くて暗い部屋に帰ってくる日が続くと、「あぁ、奥さん欲しい…」と思ってました。

女性ですが。笑
2020/05/06 07:3899+返信5件
No Name
条件の良い男と結婚するには、相手が病気の時にお粥が作れること、リンゴが剥けること、氷枕を用意出来ることね。

さしさせそ、プラス上のことを覚えておこうっと。
2020/05/06 05:1791返信27件
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