格差婚~僕の3倍稼ぐ妻~ Vol.16

「男は、手段」自棄になったウルウル美女が仕掛ける“自分需要確認テスト”とは?

夫は外で働き、女は家庭を守るべき。

自分は、共働き賛成、バリバリ働く妻・大歓迎。

しかし、自分よりも圧倒的に稼ぐ妻を持ってしまったら…?

すれ違っていく、金銭感覚、価値観、ライフスタイル。

超ハイスペ妻と結婚した夫は、一体どうなる…?

◆これまでのあらすじ

無事に仲直りを果たした、康太と玲。その裏で、舌打ちする1人の女がいた。ウルウルビームで康太の心を惑わせた、麻里亜の胸の内とは…?


「はあ、つまんない男。次、次」

康太にメッセージを送ったのは、8時間前。それからずっと未読のままだ。

もう返信がくることはないだろう。麻里亜は、康太とのメッセージを、スレッドごと削除した。ついでに、Facebookの友達からも削除しておく。

−ほんと、男って分かりやすい生き物よね。

自分に興味がある時は、ほんの数秒で返事が返ってくるというのに。

心の中で、チッと舌打ちを打ちながら、麻里亜は次なるターゲット探しを始める。

手当たり次第、会社の同僚や知り合いに友達申請をし、全員にコピペのメールを送る。

“こんにちは。秘書部の水野です。Facebookで発見して、つい友達申請しちゃいました。よろしくお願いします!”

抹茶ラテを飲みながら、ペラペラ雑誌をめくっていると、立て続けにメッセージが届いたことを知らせる音が鳴った。

−ほーらね。男なんか簡単に釣れるんだから。

メッセージを確認した麻里亜は、吐き捨てるようにつぶやく。

“水野さん、連絡ありがとう!”

“連絡もらえるなんて嬉しいよ”

彼らからのメッセージを眺めながら、麻里亜は憎しみに満ちた、低い声でつぶやいた。

「私って、こんなに需要があるのよ」

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