東京男子図鑑 Vol.9

“億男”になるはずがまさかの無職に…。慶應卒のエリートが、40歳でどん底に転落した理由

「本当に抜けて欲しくない人材なら意地でも引き止めるさ。当然だろ」

一馬は社内の一部の人間に、そんな風に漏らしていたらしい。

そしてその言葉を裏付けるように、僕の後任としてCOOの立場に入った男には、なんとストックオプションを付与していたというのです。

結局のところ一馬は僕の働きに満足しておらず、ストックオプションを与えないことで僕が出て行くように仕向けていた。そう、僕は世間が評価した通り「辞めた」のではなく「辞めさせられていた」というわけ。

情けない話です。

泣き笑いのプロポーズ


結局僕は、40代を無職のままで迎えました。

世の中では“不惑の40”などと言われますが、僕には当てはまらなかったようです。惑わないどころか、これから何をして生きるべきか、方向性すら見失っていたのですから。

「清澄白河ってのんびりしていい所ね。青山より住みやすいかも」
......


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