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  • 「白ワインはアルザスだね」とワインを語れるとモテる!デートで役立つワインの8の法則

    【モテるワインの法則4】
    「アルザスワインってありますか?」はソムリエに利くキラーワードだ!


    柳さんによると、いま『アルザスワイン』がおもしろいという。アルザスとは、フランスの北東部にある土地の名前だ。

    左から順に、『クレマン・ダルザス ブリュット ナチュール セレクショネ パー マルク・テンペ』、『ゲヴルツトラミネール・コリーヌ・ド・グラニ』、『ピノ グリ フルシュテンタム』、『アルザス・ピノ・ノワール・レ・ガレ・オリゴセーヌ』


    森「アルザスワインって初めて聞きました!ボトルも細身で珍しいですね」

    柳「そうなんです。フルートと呼ばれる細長いこのボトルが、アルザスワインの目印です。意外に知られていないけど、とても美味しいワインなんですよ。

    アルザスワインは、白ワインが有名で、アルザス特有のぶどうのゆったりとした成熟サイクルにより、複雑なアロマが生まれるのが特長なんです。

    味わいで言うと、爽やかさと豊かな果実味が感じられます。また、アルザスワインは、場所ごとの味わいの違いがあるというのもポイントですね」

    ©ZVARDON-ConseilVinsAl アルザスの風景。ぶどう畑は標高200~400mに広がり、日光の恩恵を受け、乾燥した気候で栽培されている


    森「先ほどの、テロワールの話とつながりましたね(笑)」

    柳「本当ですね(笑)。先ほども、ワインは生産地で味わいが変わるとお話しました。これは、原料となるぶどうにより味わいが変わるからなんです。

    アルザスワインは、ラベルにぶどう品種名とぶどう畑の名前を併記されていることが多いんです。なので、それを目安にアルザスワインを楽しむのいいかもしれませんね。」

    ©HECHT-ConseilVinsAlsace 有機農法などを用い、手間を惜しまず作られる「アルザスワイン」には、生産者の思いが詰まっている


    柳「アルザスワインは以前に比べ、ここ20年で劇的に品質が向上し、素晴らしいワインへと成長しました」

    森「作り手さんたちの努力の賜物ですね」

    柳「そうですね。アルザスは化学肥料や農薬を使わない、有機農法を行っている生産者が多いんです。それもポイントですね」

    森「私の周りにもビオワインが好きな友人がいます」

    柳「自分の口に入るものなので、自然なものがいいですよね」

    【モテるワインの法則5】
    色々なワインを楽しみ、表現力を身につけよう!


    ワインには色々な種類がある。それゆえ、味わいも様々だ。そこで、色々なワインを飲み比べし味わいについて表現するクセをつけよう!

    すると、自然とワインへの造詣も深まり、そのうちワインに詳しく!

    ©ChezElles-ConseilVinsAlsace


    柳「では、アルザスワインを飲みながら、感想を言い合ってみましょうか」

    森「緊張しますね(笑)」

    まずは、白ワインのグラン・クリュ『ピノ・グリ』から試飲!

    柳「すごくピュアな『ピノ・グリ』。ピーチっぽい香りで滑らかな口当たりです」

    森「まろやかで、ふくよかな味わいですね」

    アルザスは土壌に特徴があり、土壌によってはすごくミネラル豊かなワインができるという。中でも、風化した花崗岩土壌では、香り華やかでクリスタルのような味わいのワインができるそうだ。


    そして、アルザスにはスパークリング(クレマン・ダルザス)もあるんですよ、と柳さん。

    『AOC クレマン・ダルザス』はシャンパンと同じ造り方をしていて、辛口の味わいが特長だ。

    森「スパークリング系って甘い印象が強かったんですけど……これはドライすぎず、飲みやすいですね」

    柳「こちらは、フレッシュで爽快な風味。程よい酸味と、複雑味もある。また、キリッとした辛口で、とてもバランスがいいですね」

    【モテるワインの法則6】
    「アルザスワイン×フォアグラ」など最強ペアリングを覚えておくべし!


    なんと言っても、ワインははおいしい料理とともに楽しみたいもの。柳さんによると、アルザスワインの『ゲヴルツトラミネール』とフォアグラは定番なのだそうだ。

    そこで、アルザスを代表するぶどう品種で作った白ワイン『ゲヴルツトラミネール』と、「フォアグラとイチジクのキャラメリゼ バルサミコソース」を実食。


    まずは、白ワインの『ゲヴルツトラミネール』を一口飲んで、「豊かな香り♡それに飲みやすくて美味しい!」と森さん。

    柳「華やかですよね。この品種の特徴的な香りはバラなんです。あとはライチです」

    森「お料理とも相性がいいですね。外はカリッと中はジューシーなフォアグラと、まろやかな味わいがよく合います」

    柳「そうですね。フォアグラのオイリーさと、この『ゲヴルツトラミネール』のリッチな味わいがシンクロする。調和が取れていて美味しいですね。ワインを楽しむときは、こういう鉄板の組み合わせを覚えておくと、さらに楽しめますよ」


    柳「アルザスワインは香り高いことでも有名なんです。森さんは、ワインは香りを楽しむものだと思いますか?それとも、味を楽しむものだと思いますか?」

    森「以前、ワインは香りを楽しむものだと聞いたことがあります」

    柳「この『ゲヴルツトラミネール』は、良い香りがしますよね。僕はこの香りにワクワクしてしまうんです」

    森「確かに華やかな香りを嗅ぐと、どんな味がするんだろうってワクワクしますね」

    柳「そうなんです。まずは、香りで楽しみ、次に味を楽しむ。この2段階で楽しむのがおすすめです」


    続いて、アルザスワインの中で唯一の赤ワイン品種『ピノ・ノワール』と「イトヨリのソテー ポルチーニソース」をペアリングで楽しむ。

    イトヨリダイには、黒コショウとパン粉がまぶされ香ばしさが楽しめる。さらに添えられたポルチーニの香りが、食欲をそそる!

    森「『ピノ・ノワール』が飲みやすくて料理の邪魔もしないので、すごくおいしくいただけます」

    柳「アルザスワインの特徴に『重くない』というものがあります。あと後味がすっきりしているので、とても飲みやすいんですよね」

    森「本当に飲みやすいですね。どんどん進んじゃう(笑)」

    柳「アルザスワインは、エスニックや中華にも合いますよ。汎用性が高く、ジャンルを問わないのも魅力です」

    森「もうアルザスワインの虜です!」

    ワインと料理の最高の組み合わせを楽しめたようだ。

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