2019.08.31
まだまだ暑い日が続く今日この頃。
冷たいスープにつるんとした食感としなやかなコシのある細麺がたまらないのが「冷麺」だ。
この暑さにお疲れ気味のアナタを蘇らせる、絶品の冷麺をご紹介。
具材はシンプル、スープの味とシャリ感を際立たせる『焼肉 冷麺 ユッチャン。』の「葛冷麺」
〝ユッチャン〞といえば、ハワイに行った人なら誰しも「あのシャリシャリ麺!」と目を輝かせる、韓国人夫妻がホノルルに創業した名店だ。
1997年のオープンから、幾度となく海外進出のオファーが絶えなかった。その門戸を突破し、ハワイの味を忠実に再現する初めての店として、東京・六本木に上陸したのだ。
旨さの真髄は、シャリシャリ食感がたまらない、絶妙なシャーベット状のスープ。
8時間以上煮込んだ牛骨ベースに、数種類の野菜と韓国の調味料で整えた、本家のスープレシピを忠実に継承している。
抗酸化作用やアルコール分解など、スーパーフードと称される葛を配合した弾力のある黒い麺は、ハワイ店と同じく韓国直送。
乾麺と生麺の中間のものを1分茹で、流水で引き締める。言葉では表せぬ喉越しだ。
しなやか麺と旨み豊かなスープ。これが王道の味わい『チョンギワ 本館』の「冷麺」
凛として冷たく、澄んだスープに沈むグレーがかった極細麺。見るからに涼やかな冷麺は、今や日本でもおなじみの味。
中でも、手打ち麺は、しなやかなコシと引きのある歯応え、そしてスルリと喉元をすり抜ける際の爽快感が身上。
そんな手打ち麺の魅力を、いち早く東京に広めたのが赤坂『チョンギワ 本館』だ。創業以来27年、変わらぬ味を守っている。
注文の度、筒状にまとめた生地をシリンダー状の製麺機に入れ、ところてんよろしく押し出し、沸騰した湯におとす。
茹でること30秒。素早く冷やして完成だ。独特の食感は練り方ひとつで決まるというから、職人の腕が光る。
そしてもうひとつ、決め手となるのがスープ。上質なスープこそ、冷麺の味を大きく左右すると言ってもいいだろう。
同店では、スープに牛骨ではなく牛スネ肉を使用。これを玉ねぎや長ねぎ、大根などの野菜と共に12〜16時間、じっくりと煮込む。
濁らぬようアクや脂を丹念に取ったそれは、コンソメのように澄んでいる。アッサリとしつつもコクのあるスープと共に啜り込みたい。
この記事で紹介したお店
チョンギワ 本館
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