
7コ下の恋人:結婚を誓ったはずの男がハマった、あざとすぎる女。33歳独身女がショックを受けた光景
30を過ぎた女たちは、“年下の男”に対して幻想を抱く。
かわいくて、甘え上手で、癒し系。年下の恋人ができたら、きっと、とびきり楽しい毎日が待っている。
…だけど、もしもそれが「結婚」となったら?
―年齢差があればあるほど、頼りない。
―将来浮気されてしまいそう。
―もしかして、お金目当て?
そんな疑念がつきまとうのだ。
ベンチャーキャピタル勤務の山口泉(33)は、7年付き合った恋人との結婚を考えていた。しかし彼女の前に現れたのは、年下のイマドキ男子。
果たして彼は白馬の王子か?それとも…?
タクシーの車内でふとスマホのカレンダーを見て、私は、あと3ヶ月で自分が34歳になるのだと気がついた。
ー今度の泉の誕生日に、籍を入れようか。
付き合って7年になる智也が、少し前にそう言ってくれたことを思い出して、つい頬が緩みそうになる。
智也とは、知人が開いたホームパーティーで知り合い、それをきっかけに付き合うことになった。私も智也も仕事が忙しく、お互い人付き合いも大切にする方だったから、頻繁に会う仲ではなかったが、一緒にいるのが当たり前と思える存在だ。
30歳を迎える前に一度、将来どうするかを話し合ったことがある。その時は二人とも「結婚をするならこの人だ」と確信しながらも、忙しさを理由に籍は入れなかった。
けれど後になって、私はそのときの決断を後悔することになる。徐々に周りが結婚し始め、急に焦りを感じるようになったから。
そして35歳という一つの区切りが目前に迫った頃、ついに彼が「結婚」の二文字を口にしてくれたのだ。その瞬間は、嬉しさと同時に、深い安堵の気持ちに包まれた。
それなのに…。
空港からタクシーで六本木にある彼の家に着き、久しぶりに会えるという高揚感に包まれていた私は、一瞬にして崖の底へと突き落とされた気分になった。
ーこの目の前の現実は何だろう…?
今私は、恋人の智也と、その浮気相手を目の前にして呆然としているのであった。
この記事へのコメント
智也もルブタン女も、早い段階で痛い目にあえばいいのに。それに期待!!
そんな覚悟でプロポーズするなよって話。
良かったよ。籍入れる前にわかって。