女子力の呪い Vol.10

「また会えて嬉しいよ」7年間“プロ独身”を貫いたハイスペ男に潜む、底知れぬ闇

私たちには呪いがかけられている。

いつでもかわいらしく身ぎれいに、
だって「女の子なんだから」。
人の輪を乱さずに、まわりに気を配るの、
だって「女の子なんだから」
男性を立てて。プライドを傷つけちゃだめ、
だって「女の子なんだから」。

キャリアを手にし、妻や母となっても、影のようにつきまとう呪いの正体とは?

理子(28)の幼ななじみ、ナベちゃんは聞き上手で料理の腕もプロ級の“女子力高すぎ男子”。ある日理子は衝動的に彼に逆プロポーズをする。返事は意外なことに“YES”で…


やっぱり“女子力高すぎ男子”ナベちゃん・35歳


理子(35)はインターホンを押し、軽く深呼吸した。

代々木上原の駅から徒歩3分のマンション。ピカピカに磨き上げられた玄関には花やグリーンが行儀よく並び、どこからかパンの焼けるいい匂いが漂っている。

「趣味のいい奥さまがお住まいなのね」。この家を見ればきっと誰もがそう言うだ......


この記事へのコメント

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これ、私だ
「さみしい人生」なんて憐れまれるのは不愉快だな。友達も恋人も要らない、一人で満足、平和でご機嫌で、とどのつまりは幸せ、価値観が違うんだってことがどうしてもわかってもらえないんだよね。自分好みに整えた部屋で一人で本を読み、音楽を聴く充足感は何物にも代えがたいわ。てなこと書くと今度は「こうやってネットにつながりを求め、寂しさを埋めているくせに」とか言われるんだよねえ。生身の人間と、いつでも自分で切れるネットを同列にするって乱暴だって思わないのかしら?
2018/11/06 05:2399+返信33件
No Name
なべちゃんのマウンティングはあまり気づけなかったけど、それよりむしろ理子があれだけ振り回しておいてシレッと謝罪もなく、なべちゃんを下に見ていることの方がマウンティングっぽく違和感ありました。
なべちゃんの「自意識ばっかり高いタダの女でした」って言うのも理子に捨てられた負け惜しみ感が滲み出ているし、殻を作っているようでなんだかんだそれを破ってきてくれる人を待ってるような受け身の弱いタイプな気がします
2018/11/06 07:3099+返信8件
No Name
結婚した友人ふたりもそれぞれ幸せだと思うけれど、
男より上海転勤選んでひと回り成長できた理子も、
自分の価値観を大切に生きている「おばちゃん男子」ナベちゃんも、それぞれ幸せだと思う。
2018/11/06 05:4888
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