オールドリッチの悲哀 Vol.2

プライドと資産はあっても、現金はない。時代に取り残されつつある、オールドリッチたちの現実

先祖代々受け継がれし名声と財産。

それを守り続けるために、幼い頃から心身に叩き込まれる躾と品位。

名家の系譜を汲む彼らは、新興のビジネスで財を成した富裕層と差別化されてこう呼ばれる。

「オールドリッチ」と。

知られざるオールドリッチ達の心のうちが、今、つまびらかにされる−。

前回は、ニューリッチへの羨望を密かに抱く康介を紹介した。今回は?


【今週のオールドリッチ】
名前:牧瀬由紀
年齢:32歳
職業:専業主婦
住居:白金


息子の修一郎を天現寺の体操教室に送り届けた15時。牧瀬由紀はタイトにまとめた黒髪と上下ネイビーのセットアップという送迎用の装いのまま、ひとり自宅のダイニングテーブルの席についていた。......


この記事へのコメント

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No Name
お金の話をあけすけにするのが下品なのはボンビーな庶民でも一緒だと思うよ。
2018/09/29 05:1199+返信4件
No Name
これからの国際社会で、慶応なんて世界の大学ランキング上位に入ってない大学行くよりも、ランキング上位の北京大学やチューリヒ工科大学行く方がよほど将来のためになるでしょ
2018/09/29 05:3099+返信22件
No Name
品の無い言い方をすれば気品は1円にもならないですからね。
とニューリッチの立場で発言してみてオールドリッチみたいに嫌悪感を覚えるノンリッチです。
2018/09/29 05:3999+返信2件
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