青山は実は深夜が面白い!客も店もお洒落レベルが段違いなバーを押さえておくべし!

閑散とした表参道、タクシーもまばらな246、その道沿いには店じまいしたレストランがずらりと続く。深夜の青山は、昼とは打って変わって寂しさすら漂う。

そんな青山だが、この街を熟知したお洒落な大人たちは、秘密裏に深夜でも存分に楽しんでいるという。

青山を極めし大人たちがディナーの後に向かうというバーをご紹介。


エアポケットのようにバーが存在しない青山2丁目に誕生した、知る人ぞ知る大人のバー
『BEES BAR by NARISAWA』

青山を代表する名店『NARISAWA』の周辺、青山墓地を抜ける辺りにはバーが存在しないゆえ、2軒目は西麻布や六本木へと流れる大人も多かった。

だが、この店の登場以降、明らかにその流れに変化が。大人たちを唸らせる理由は、これまで味わったことのないバーのコンセプトにある。

それは、日本の里山文化へのオマージュ。天井は高く、テーブルに使われている楓や桂などの木材は呼吸し、壁に飾られた迫力ある森の写真がバーという暗闇の中で幻想的に浮かび上がる。

青山という都心にいるのに、包み込む空気は森そのもの。あのC・W・ニコル氏に「森と同じ空気がある」と言わしめたほど、深呼吸ができる、いや、したくなるバーなのだ。

この未体験の感覚を求めて、大人たちが訪れている。

「1個丸ごとピーチパインのピニャコラーダ」¥2,500(右)、「ウッドランド スパイスド オールドファッション」¥1,800(左)などのカクテルには、和の素材がふんだんに使われている。

また、ポテトサラダなどのアテのほか、シーフードカレーライスなどごはんものも充実。完全予約制ゆえ、はしゃぐ若者がいないのも大人には心地よい。


ビジターにも寛容なNY的なバーでは、お洒落ピープルがカクテルを楽しむ
『PR BAR』

青山でバー。その響きだけで、行き慣れていない人間には、ハードルが高いと敬遠しがち。

だが、バーが濃密で静謐なのは日本に限ったイメージであって、NYをはじめとする海外のバーといえば、ある程度騒いでも許容される夜の社交場でもある。

外苑西通り沿い、ワタリウム美術館前のビル地下で6年目を迎えた『PR BAR』は、そんな海外的な雰囲気が楽しめる大人のバー。

周囲の店が軒並みクローズし、通りに静けさが訪れてもここだけは別次元の賑わいを見せる。

扉を開け、一歩足を踏み入れれば、テーブル席に陣取る4〜5人の姿が見えるなど、自由な空気で満ちている。

廃材を生かしたビンテージシックなインテリアを眺めながら、NYで修業したバーテンダーが作るクラフトカクテルで一杯やる。これが青山のお洒落ピープルの夜の過ごし方だ。

「ごぼうとチョコレートのカクテル」¥1,000(右)、「朝鮮人参のカクテル」¥1,200(左)など、ほかではお目にかかれないユニークなラインアップで、大人を楽しませている。

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