煮沸 Vol.3

お金さえあれば生きていける。筆箱の中に友達を隠す少年は、こうして『怪物』に成り果てた


「橋上さん」

「…なんだ?」



「…お兄さんはどこへ行ったんですか?」

笑いながら飯島が言う。

「調べました。あなたは、長男です。お兄さんなんていません」


頭の中で、電灯に蛾が衝突するときの電子音のようなものが響き渡った。

昔、よく聞いた......


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