大人のデートはこんな店がいい!暗闇デートで盛り上がる店4選

ここに六本木の喧騒は届かない。闇夜で極上寿司という新体験 『鮨よしい』

今年誕生した『鮨よしい』は、住所を知っていても店前を素通りしてしまうほど、見つけづらい外観に真っ暗闇の内観。

そして暗闇が実現する心理的効果はいわずもがな。こんなロケーションで極上鮨をふたりで食べれば、その恋はきっとうまくいくはずだ。

本マグロの大トロ。取材時はアイルランド産だが、秋が深まる共に大間のマグロも。口中でとろける

古き良き時代の、六本木のランドマーク『アマンド』。このデート待ち合わせの名所の左脇から朝日神社を経て、麻布十番方面へと下る坂道が、芋洗坂。

一説によれば、その名は江戸時代、先の朝日神社の前に毎朝市が立ち、近在で採れた芋が売られていたことに由来するとか。

宮城県は松島の穴子。これからの季節、サバやサンマ、カツオなど旬の魚が楽しみだ

現在では、飲み屋やレストラン、おしゃれなカフェなどが立ち並ぶ雑多な雰囲気のこの坂も、朝日神社の辺りまで降りてくると、人通りもやや落ちつきを見せ始める。

その朝日神社の斜め向かいに建つ瀟洒なビルの一階に、人知れずオープンしたのが『鮨 よしい』。

現代アートギャラリー「ヒロミヨシイ」のオーナー兼ディレクター吉井仁実氏が手がけたコンセプチュアルな鮨店だ。

北海道産バフンウニは軍艦巻きで。日本酒は、山梨の七賢がメイン。1合1,500円~2,000円

「江戸前寿司の原点である(江戸時代の)屋台がコンセプトなんです」とは、店長の矢部裕二さん。

この道一筋30数年、あの銀座『久兵衛』をはじめ、数多の寿司店で研鑽を積んだベテランの寿司職人だ。

江戸前寿司の華とも言えるコハダ。塩と酢で締め、寿司に握ることで旨味が最大限に引き出される、まさに江戸前寿司のための魚と言ってもいいだろう

矢部さんによれば、この暗さも「昔、屋台で、蝋燭の灯りの下で寿司を食べていた頃をイメージしたもの」なのだとか。寿司の有り様も然り。

江戸時代の寿司に倣い酢飯には赤酢を用い、ネタもヒラメの昆布締めに煮ダコ、コハダ等々、ひと手間かけたものが主眼。

トコブシ煮はつまみの一品。おまかせのコースは、このトコブシ煮の他、枝豆のすり流しやサラダなど前菜3品(内容は替わる)、お刺身4種、握り12貫(16,000円 税・サ別)

昔ながらの仕事を守り続けることで、酢飯とのバランスを図り、魚介本来の風味を引きだしている。

天草産車海老の握り。シャリに使う米は、福島のコシヒカリ

アオリイカの握り。食べやすいよう、鹿の子に切れ目を入れるひと手間もベテランならでは

カウンター同様の足場板を敷いたエントランス。暖簾をくぐってすぐ入店させず、あえて通路を設けることで、期待感を高める。外の喧騒をシャットアウトする効果も

ちなみに同店は、一日6人のみの完全予約制。

しかも、紹介制とかなりの狭き門。

あなたの周りにこの店にたどり着いたツワモノは果たしているだろうか?

「鴨足コンフィーとカスレ」2,400円。サービスはゆっくりめで1品に30分かかることもあるので、ぱっと食べて帰りたい人には不向きな店

異国にタイムスリップした気分でワインを飲む夜『ダム・ジャンヌ』

初めてここ『ダム・ジャンヌ』を訪れる客は、誰もがドアを開けた瞬間に驚くはず。なにせ足元が見えないくらい暗く、“本当にレストラン!?”と思うほど。

店内の照明はじんわりと燃える細く長いキャンドルのみ。 しかも人のいる席しか火が灯されないので、一番目の客ならことのほか暗い。

メニューは手のひらサイズの小さなもので、暗くて読みづらいのもご愛嬌

微かに揺れる灯を隣にワインを飲んでお喋りに興じれば、いつの間にか時間の感覚がなくなる。内装のイメージは、松野さんがフランス修業時代に働いていた店のマダムの別荘。

パリ近郊にあったその別荘で体験したのがキャンドルの晩餐だった。その雰囲気に近づけるため、内装はパリの蚤の市で買いつけた一点もので揃えた。銀の蝋燭立ては1900年初頭に作られた貴重なもの。

ろうそくの灯りが灯る店内。この重厚な雰囲気が心を落ち着かせる

そんな細部にこだわって作り上げた異空間で食べる料理「鴨足コンフィーとカスレ」は、鴨の皮がパリっとして、味付けは黒胡椒が効いてスパイシー。

その他、お酒好きな店主ならではのワインが進むフランスの伝統料理が揃う。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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