2018.07.06
港区男子の交友録 Vol.11人の港区男子と繋がれば、100人の港区男子と繋がる。
人間は、同じステータスの者同士で一緒にいるのが一番気遣わずにいられるのだから、港区男子が港区男子と交流を深めるのは当然だ。
港区では、友人同士の何気ない会話から、ビジネスに発展することも少なくないと聞く。
では彼らは実際の所、どんな交友関係を持っているのだろうか?
今回は、その華麗なる交友録の実態に迫ってみよう。
【今週の港区男子】
名前:麻生さん(40代)
出身地:奈良県
職業:複数の美容外科クリニックを経営する医師
場所:六本木
交際:離婚歴あり
ひょんな出会いからファッションが激変
いわゆる「士師業」と呼ばれる職業の中で、トップクラスの収入を誇るのは? と聞かれたら、何を想像するだろうか。
結論から言うと、今回の取材で確信したのは、それは開業医、それも美容外科医だということ。
その理由はこの先、紹介していくとして…。
東京タワーを正面に見据える六本木エリアの高層タワーマンションに暮らす美容外科医・麻生さんが今回の主人公だ。
全国に60のクリニックを展開している医療法人の理事長をする傍ら、東京美容外科の統括院長として自らも現役の執刀医として活躍している麻生さん。
185cmを軽く超える長身の体を艶やかな光沢を放つ濃紺のスーツが包み、貫禄は十分。ただし、クロムハーツの眼鏡の奥からのぞく瞳は、黒目がちで愛らしく、そのギャップがなんとも魅力的な麻生さん。
取材のため、彼のご自宅へと伺うと、まず案内されたのが「特注で作った」という衣裳部屋だった。
まるでセレクトショップかのごとく、美しく陳列されたジャケットやパンツ、シャツ類はどれもシンプルだが、素材の上質さはひと目でわかるほど。
カモフラ柄やスカルなど、いわゆる港区系男子が好みそうな派手なアイテムは皆無。大人の男にふさわしい、センスあふれるクローゼットだ。
既製品ではないオーダーメイドとの出会い
すると紹介されたのは、彼が「全幅の信頼を寄せている」というオーダースーツ『プリンシプル』のテーラー、山内太郎さん。
このクローゼットに納められた服のおよそ8割は、彼が見立てたものだという。
「ファッションに関しては、まったくの素人。何が良くて何がいけないのかなんて、全然わからないじゃないですか。だから、彼に出会う前は僕も御多分に洩れず、柄物や色物に手出しをしていた時期もありました。
でも、彼にスタイリングをお願いするようになったら、“これ、どうしましょう?”って、元々の僕の私物だったスカルや迷彩柄のアイテムを持ってくるんです。“どうしましょう?”って聞きながらも、目は完全に“捨てましょう”って言ってる(笑)。結果、たくさんのアイテムを断捨離し、今の形になりました」
ちなみにこの山内さんとの出会いは「食事会だった」というから面白い。
「女性もその場に数人いたのですが、連絡先を交換して次へとつながったのが山内さん(笑)。ちょうどその頃、一度きちんと自分に合った服を作ろうと思っていた時期だったので、本当にタイミングが良かったんです」
実際にオーダーしてスーツを作ったところ、既製品との違いに驚いたという。
「今までは、丈は合っても前が閉まらないとか、ウエストは合うけれど丈が短いとか、身長187cmゆえ、完全にフィットする服に出会えることは日本では少なくて。常にどこかフィットしない部分を抱えていたんです。でもシャツ、ジャケット、パンツ、すべてをオーダーするようになったら、その着心地のよさにも感動しました」
そして、身につける服が変わると同時に、付き合う人間も変わってきたという麻生さん。
そんな麻生さんから取材班は、ある驚きの提案をされていたのだった。
【港区男子の交友録】の記事一覧
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