裏切られた妻たち Vol.16

もう、迷わない。裏切られた妻たちが最終的に辿り着いた「幸せになるため」の選択

一見、何の問題もなく幸せそうに見える仲良し夫婦。

けれども彼らの中には、さまざまな問題を抱えていることが多いのだ。

仲良し夫婦だと思っていた北岡あゆみ(32歳)は、あるメールをきっかけに、夫である樹が浮気をしていることを知った

友人の紀子もまた、夫の浮気相手と対峙して家を出る。そしてもう一人の友人の清香も、婚約者が浮気未遂をしたと知った。

3人が最後に出した答えとは…?


「清香、本当にごめん!未遂で終わったとは言え、後悔してる!」

先ほどから、土下座をして清香に謝っているのは、商社で働いている婚約者の秀一だ。同じ会社でエンジニアをしている秀一は先日、清香に浮気未遂をしたことを白状したのだった。

「どうして、そんなことをしたの…?」

「それは…、何か、急に怖くなったんだ…。清香が大好きで結婚できるってなって、本当に嬉しかった。けれどいざ結婚が現実味を帯びて来て、本当にちゃんと幸せにできるのかって…。人の人生を背負うことがこんなに怖いことだなんて思わなかったんだ。それで不安になっている時に、ふと魔がさして…」

そう言って俯く秀一は、なんだか小さな子供のように見えた。

「バカじゃないの!?」

清香がはっきり言うと、秀一は少しビクっとなった。

「何よ、カッコつけて一人で悩んで、幸せにできるかって…。結婚は、二人で幸せになるものでしょう!?…私と一緒に、幸せになるの!」

清香の予想外の言葉に秀一は目を丸くした。結婚を白紙にされてもおかしくないと思っていたからだ。

「でも、結婚は少し延期。お互いにきちんと心の準備ができるまで、不安なことはきちんと話し合ってからにしましょう。あと…」

清香が何を言うのか分からず、秀一は怯えたままだ。

「罰として…これからは秀一が毎日の朝ごはん担当ね。後、毎日マッサージもしてね」

清香の予想外の提案に、秀一は「そんなことでいいの…?」と快諾した。

「でも、許すのは今回だけだから。もし次にやったら、すぐに秀一より誠実な男性を見つけて結婚しちゃうから 」

その言葉にホッとしたのか、「清香、ありがとう!大好きだよ」と言って、秀一は彼女を抱きしめたのだった。

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