行けば通いたくなる 3.最旬イタリアン Vol.2

行けば通いたくなる 最旬イタリアン

コルツェッティ タコのラグーソース¥1,200

思い立ったらためらわず行ける、食事の帰りに1杯ふらりと寄れる。使い勝手抜群のバールが5月、中目黒にオープンした。店内はカウンター中心で、グラスワインも常時10種前後用意。ひとりでも気兼ねなく楽しめる。「元々、居酒屋がやりたくて飲食業界に入ったんです」と話す、オーナーシェフの大貫浩一さん。ひょんなことからイタリアンの道に進み、ピエモンテからサルディーニャまでイタリアで3年の修業を積んだ。「リストランテでシェフを」と考えた時期もあったが、開業を前に「原点に戻った」と笑う。
「だから料理は全部ワインのつまみ。好きな皿を好きな順に食べて」と、メニューは野菜とチーズ、パスタ、魚、肉に分け黒板に。構えはラフだが、銚子から直で仕入れる鮮魚など可能な限りいい食材を使い、アルバの『ラ・コチネッラ』のスペシャリテ、アスパラガスのスフレなど現地で覚えた味もしっかり披露。手打ちパスタの種類はカウンターの席数より多い。「週に何度でもきて欲しい」と価格は3ケタから1000円台前半が中心。リアルに行きつけにしたい、いや“なる”のは使い勝手と高い満足度を備えたこんな店だ。ご近所に住む人が心底、羨ましくなる。

馬肉のタルタル¥950。アンチョビ、ケッパー、レモンの塩気と酸味が肉の旨みを引き立てる

銚子直送金目鯛のソテー フレーゴラとアサリのスープ仕立て¥1,600。サルディーニャの郷土パスタ、フレーゴラの食感が楽しい

カウンター奥にはテーブルも

黒板には日替わりのメニューがずらり

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