ハイスペ婚の履歴書【夫】 Vol.4

憧れだった美人アナウンサーに浮気され、Bランク女子に乗り換えた広告代理店男の本音

好き、じゃなきゃ結婚できない。
でも好き、だけでも結婚できない。

東京で勝ち組でいつづけるには生まれ・学歴・収入・ビジュアルが複雑に絡んでくる。欲望と打算と、認めたくない妥協と。

勝ち組と言われる結婚をした夫婦たちは、どう折り合いをつけハイスぺ婚に至ったのか?

披露宴で聞かされる新郎新婦の馴れ初めなんて、正直もう聞き飽きた。

ハイスペ婚に辿りついた夫婦たちの、これまでの人生とは?

ハイスぺ男子である悠が、万年Bランク女子の紗子を妻に選んだ理由とは…?

年収1,400万円:悠(37歳)広告代理店勤務の場合

『バー & ラウンジ マジェスティック』に現れた悠は、広告代理店のイメージとはかけ離れた、ギラギラ感の無い男性だった。

それが疲労や加齢によるものでは無く、育ちの良さによるものだと感じさせる、横柄でも謙虚でも無い佇まい。着ている物も靴も、使い込まれているがくたびれた感じは無く、ひたすら好感度の高い装いだった。



久しぶりにこういう所に来るので緊張しますね。

この歳になるとさすがにお食事会とかは無いですから、休日はもっぱら武蔵小杉のグランツリーで買い物。長い休みで紗子の実家に帰る時は、子供達を自然と触れ合わせてやりたくて伊予まで足を延ばしたりもします。この間見た瀬戸内海は、綺麗だったなあ…。

僕は、普通部から慶應です。内部生で広告代理店なんて、チャラい奴を想像しますよね。でも、実際は僕みたいに実直に勉強してきたタイプが半分位だと思います。そうじゃないと、コネなしで入社なんてできませんよ。

だから、お話できる様な面白いネタはないんですよ。…しいて言えば、紗子の前に付き合っていた彼女ですかね。最近はテレビであまり見かけないけど、フリーアナウンサーの子と何年か付き合っていたんです。

中高6年間男子校に通っていて、高校になると皆合コンして経験人数を自慢しあっていたけど、僕は内心軽蔑していました。

父は普通のサラリーマンです。勉強が得意な僕に期待して、中学から私立に入れてくれたのを分かっていましたから、その期待に応えなきゃと思っていました。

とは言っても、大学に入ってキャンパス内で可愛い女の子を目にすると、やっぱり彼女が欲しくなって。フットサルのサークルに入って、マネージャーの女子大の子と付き合うことになりました。

本当は、同じクラスにすっごく可愛い子がいて、気になって仕方なかったけど、僕には高嶺の花で手が出なかった。その子はミス慶應にも出て、学校でも目立っていましたから。

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