男女のAorB〜回答編〜 Vol.2

男女のAorB〜回答編〜:テーブル席で真っ向勝負orカウンターで接近戦。初デートで成功したのは?

美希が選んだのは...B:カウンター席を予約した雅史


裕貴さんとのデートの翌週に、私は雅史さんともデートの約束をしていた。(結婚前の女性が複数の男性と食事へ行くことは悪いことではないはずだ)。

雅史さんが予約してくれたのは、広尾にあるイタリアンのカウンター席だ。

最初に席を見て、一瞬“カウンターかぁ...”と思った。

まだ一回目のデートなのに、正直カウンター席だと距離が近すぎる。

メイクが崩れていないかも気になるし、顔をじっくり見られているかもしれない。今日の自分は接近戦に耐え得る状態かどうか、女は気になって仕方ないのだ。

しかしそんな小さなことを男性はそこまで気にしていないのだと、雅史さんの一言で気付かされた。

「美希ちゃんみたいな美人に正面から見つめられると緊張するから、カウンター席にしたよ」

この一言で、雅史さんに対する好感度がググッと上がった。

—素直でいい人だな...。

初デートで、完璧な姿を見せたいと思うのは男女ともに変わらない。そんな中で、自分の気持ちを素直に言葉にできる雅史さんは、とても魅力的だった。


そしてデートが進むにつれ、私たちの距離は次第に近くなっていった。

お互い真正面から顔を見つめない分、照れることなくざっくばらんに話ができたことも大きいのかもしれない。

「雅史さんって、二人きりで会うと雰囲気が違いますね」

正直、雅史さんにもグイグイ系のイメージがあった。以前一緒に遊んでいた時はもっと自信家だった印象があったから。

だけど、今日の彼の振る舞いはとてもスマートで、距離感も自然だった。

カウンター席に座ると、男性によってはものすごく距離を縮めてくる人もいる。しかし雅史さんは、微妙に付かず離れずの距離を保っており、その感覚が心地よかった。

そんな雅史さんでも、話に夢中になっているうちに、いつのまにか私と膝がぶつかるくらいの距離感になっていた。

「あ、ごめん...」

咄嗟に私は、体が熱を帯びたかのように感じた。肌と肌が不意に触れ合った時にこそ、その人のことが好きなのかどうかが分かることがある。

女として生理的に相手の男性を受け入れられるかどうか。それが、カウンター席なら分かるのだ。

—雅史さんのこと、もっと知りたい...。

女としての直感が、そう叫んだ。

テーブル席だと、裕貴さんのように距離の縮め方が分からないままデートが終了することもある。

それに、初デートでまっすぐ目を見つめられるのは、恥ずかしい気持ちも否めない。

その度にぎこちない空気が流れるくらいならば、カウンター席の方が自然体で楽しめる気がする。

「また今度、こうやって誘ってもいいかな?」

店を出て雅史さんに尋ねられたとき、私は大きく笑顔で頷いた。

—カウンター席か、テーブル席か。

本当はテーブルにL字に座れたら、それがベストアンサーかもしれない。でも、テーブル席よりもカウンター席の方が、恋が発展しやすく二人の仲が一気に進むと感じるのは私だけなのだろうか。


▶NEXT:4月14日土曜更新予定
男女のAorB~出題編〜:お金か愛かの究極の選択…。高所得な浮気男vs低所得の誠実な男。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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席の問題じゃないな。
2018/04/08 05:2999+返信7件
No Name
最初から全くタイプじゃないけど、面白半分で行ってみよー。でもやっぱり生理的に無理でした。チャンチャン!
ってお話し。
2018/04/08 05:2399+返信1件
No Name
これは、そもそもタイプかどうか の問題では?
出発点からして違うから、比べられない....
2018/04/08 05:5199+返信2件
No Name
スタート時点でBの方が有利過ぎて、席の問題ではない件。
2018/04/08 06:4999+返信1件
No Name
LINEやデートの答え合わせみたいなこうしたら良いと伝授する訳ではないし、恋愛ものとして楽しむには話が浅いし、この連載は何が言いたいんだろう…
2018/04/08 06:4069返信2件
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