男女のAorB〜回答編〜 Vol.2

男女のAorB〜回答編〜:テーブル席で真っ向勝負orカウンターで接近戦。初デートで成功したのは?

B:カウンター席を予約した男・雅史


雅史さんは、以前よく遊んでいたグループの中のひとりだ。

もともと私の女友達が彼と親しく、それに便乗して私もよく遊んでもらっていたのだ。

しかしいつのまにか集まる頻度が減り、雅史さんとも会えぬまま時間が過ぎていた。

彼とたまたま再会したのは、表参道の『トラットリア・シチリアーナ・ドンチッチョ』。女子会をしている時に、嬉しそうに話しかけてきてくれた雅史さんを見て、思わずこちらも笑顔になった。

「美希ちゃん!久しぶりだね」
「雅史さん!ご無沙汰しております。3年ぶり?くらいですよね」

その場では互いに友達と一緒にいたため、軽く挨拶だけして別れたが、後日雅史さんからあらためてLINEが来た。

—よければ、今度二人で食事へ行かない?

ちょっと気にかけてくれていたのが嬉しくて、私はすぐにYESと返信を送った。

雅史さんが予約してくれたのは、裕貴さんとは違う選択で、イタリアンのカウンター席だった。

同じ初デートでも、正反対のスタイルのデート。そしてこの二人の全く異なる選択が、後の私の心を動かす決め手となったのだ。


A:テーブル席でのデート


裕貴さんが予約してくれたのは、都内屈指と言っても過言ではない、銀座にある有名店だった。

「うわぁ〜素敵...!」

格式の高いフレンチレストランに、私はつい興奮してしまう。そして奥の席へと案内され、改めてテーブル席に向かい合って座る私と裕貴さん。

私は前から、初デートや仲良くなる前の食事では、テーブル席の方がいいなと思っていた。

まだお互いをよく知らない仲であっても、正面からきちんと顔を見て話すことで、信頼関係が生まれる気がするのだ。

「なんか、久しぶりにこんな正統派デートします。緊張しちゃうなぁ」

改めて正面から裕貴さんを見てみる。やっぱり顔はタイプではないが、綺麗な歯並びをしている。そんなことを思いながら、私は彼をじっと見つめていた。

「...どうしたの?」

私の視線を感じたのだろうか。裕貴さんが目を伏せながらこちらに話しかけてくる。

「何でもないです。ただ、こうして二人でお食事できるのは嬉しいなぁっと思って♡」

素直な気持ちを伝えたつもりだったが、再び裕貴さんは視線をグラスに戻して所在なげにしている。

その後はしばらく、お互いの趣味の話とか休日の話とか、当たり障りのない話題が続いた。

会話が全く盛り上がらなかったわけではないけれど、一流レストランともなるとさすがに気が引き締まり、あまりくつろげる雰囲気ではない。そのせいなのか、どこかよそよそしい空気が私たちの間に流れている。

こうして何となく距離感が掴めないまま、デートが終わろうとしていた時、不意に呼び止められた。

「美希ちゃん、今彼氏いないんだよね?これからも、こうして二人きりでの食事に誘ってもいいかな?」

この記事へのコメント

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席の問題じゃないな。
2018/04/08 05:2999+返信7件
No Name
最初から全くタイプじゃないけど、面白半分で行ってみよー。でもやっぱり生理的に無理でした。チャンチャン!
ってお話し。
2018/04/08 05:2399+返信1件
No Name
これは、そもそもタイプかどうか の問題では?
出発点からして違うから、比べられない....
2018/04/08 05:5199+返信2件
No Name
スタート時点でBの方が有利過ぎて、席の問題ではない件。
2018/04/08 06:4999+返信1件
No Name
LINEやデートの答え合わせみたいなこうしたら良いと伝授する訳ではないし、恋愛ものとして楽しむには話が浅いし、この連載は何が言いたいんだろう…
2018/04/08 06:4069返信2件
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