旬を感じる一品料理に箸も杯も止まらない
この店では旬に合わせて、野菜を活かした一品料理が登場する。いつ来ても変化があるため、こちらも『床島』ファンのお楽しみの一つだ。
この日は「アスパラといちごの白和え」をご用意いただいた。春を存分に感じさせてくれる料理で、今が旬のアスパラといちごがハーモニーを奏でる。
この時期は栃木県産アスパラを使用。粗ごしの豆腐に、練り胡麻、砂糖、隠し味に生クリームを加えることで、よりなめらかにいちごとの相性を良くしているのだという。
〆には名物「卵かけご飯」のオーダーがマスト!
旬の一品料理や焼き鳥に満足したら〆にオーダーしたいのが、名物「卵かけご飯」。味付けには焼き鳥と同じ、こっくりと旨い秘伝ダレを使用。
卵白をふわふわとメレンゲ状に泡立てているのは「〆にもサラッと召し上がっていただけるように」というアイデアから。サラッと喉を通る卵やタレの旨みをたっぷり含んだご飯は、ヱビスビールとの相性もいい!
一本に魂を込め焼き上げながら、客席全てに目を配り、最高のタイミングで次々と焼き鳥を提供していく床島さん。
焼き鳥への真摯な向き合い方と、旬によってメニューを変化させていく豊かなアイデアが、ファンの心をつかんで離さない。
焼き鳥の一串を一品の料理と考えるため、一切れのサイズは大ぶり。それゆえ、皮の食感、中の肉の弾力、はじける肉汁、上質な肉質の味わいを口いっぱいに頬張れる。
その直後、ヱビスビールをグビッと飲めば、その瞬間はより一層豊かなものになるだろう。
真の焼き鳥好きなら、絶対に足を運んでほしい名店だ。