ハイスペ婚の履歴書【妻】 Vol.2

「苗字が目的でも構わない」女としての喜びを知らない令嬢の、醒めた人生観:ハイスペ婚の履歴書【妻】

だから大学に入って、それまで幼馴染で仲良くしてきた男の子達が、一斉に外部生の女の子と付き合いだした時は、正直言って戸惑いました。

いくら自由に恋愛できるのは大学生の内まで、卒業したら嫁に相応しい人としか交際出来なくなるとはいえ、美香ちゃんみたいな可愛いだけの子に現を抜かすなんて…。

そんな中、サークルはお父様の希望もあってゴルフサークルに入りました。

ええ、お父様が大のゴルフ好きで、私と一緒にラウンドするのをとても楽しみにしていて…。そこで康孝さんと知り合いました。

康孝さんはサークル内でもイケメンと言われたけれど、司法試験を目指しているとかで、あんまり遊んでいる感じはしなかったですね。こんな人が弁護士になったら、さぞやモテるんだろうなぁとボンヤリと思っていました。

男の子たちが最後の春とばかりに遊んでいる傍らで、私はお父様に「結婚相手の事は任せなさい。」と言われていました。

内心、今の時代にお見合いみたいなのは嫌だな…という気持ちもありましたけど、この環境を自力で維持するのは大変だと分かっていましたから。


夏には毎年恒例で家族で軽井沢の別荘に行くのですが、大学生になってからは、お父様の知り合いとご子息を交えてのゴルフや会食が設定される様になりました。

初めは乗り気になれなかったのですが、幼稚舎の先輩ばかりだったので、会話も弾んで楽しかったんです。

何人かお会いした中で、イケメンで有名な兄弟のお兄様に、すっかりときめいてしまって。名立たる女子校には、彼らのファンクラブがあって、いわゆる東京のお嬢様の間では有名な兄弟だったんです。

お父様もそれを察したのか、ゴルフの翌日『エルミタージュ・ドゥ・タムラ』で家族ぐるみでお食事をしました。でも、どうにも進展はしなかったんですね。

その年のクリスマス、家族で『リストランテ アソ』に行きましたら、そのお兄様が女性アナウンサーと一緒に来ている所とすれ違ってしまったんです。

そのとき、私とご一緒してた時とは比べ物にならない幸せそうな笑顔をしていたこともショックでしたが、その女性アナウンサーも初等部から青学というのを知って、立ち直れませんでした。

今まで当たり前に幼馴染として育ってきた男の子たちも、有望株と言われる彼らに相応しいのはアナウンサーレベルなんだなと悟りました。

でも当然ですよね…幼稚舎の同じクラスの子で、一緒に大学を卒業出来たのは約半分。そんな彼等はお見合いなんかしなくても、生まれもビジュアルも、トップレベルの女の子から選べるんです。

この記事へのコメント

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尚子、性格ブスではない。
規格外のご両親のお蔭だと思う。
2018/04/04 06:2699+
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『ハイスペ婚の真実、知りたくない?』

がブルゾンちえみで脳内再生される
2018/04/04 06:4099+返信2件
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大金持ちの家に生まれ育っても、美人じゃないとやっぱり劣等感やコンプレックスを抱えるものなんですね。。ちょっと親近感。
2018/04/04 05:1999+返信1件
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非の打ち所がない夫婦じゃない?少々寂しく思っててもそれが足るを知らないだけの感情であるってこと2人とも分かってるし。クレバーな昔ながらの上流階級の結婚って感じに見えたけどなぁ。そんなに夫婦に恋愛感情って必要?
2018/04/04 06:3999+返信1件
No Name
男は顔が悪くても学歴家柄収入で勝負できるけど、女はいくら他が良くてもある程度の容姿をしてないと相手にされない展開ですね。
2018/04/04 07:4084返信8件
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