恵比寿で遭遇！キラキラの透明感が魅力の本田翼が、「大人感」まで出してきて死にそうになった！(2/2)[東京カレンダー

「食べ過ぎた翌日は控えめにして、2日間の総カロリーでバランスを取ります。で、自分のウエストのサイズにぴったりのスキニーパンツを穿いてみて、それがキツくなったら焦る。意識してやっていることと言えばそれぐらいです。ストイックにジムで鍛えることはしません」

そう語る表情は天真爛漫そのものだが、最後のひと言はやや意外だった。ふわふわしたキャラクターで知られる「本田翼」とは違い、意思の固さを感じさせるものだったからだ。

それをストレートに伝えると、彼女は言った。

「よく『透明感があってキラキラしているね』と言っていただくのですが、私自身はそれがどういうことなのかわからなくて……。そもそも透明感って何なのだろうって。撮る方が上手いからそう見えるだけなのかも？本当の私はキラキラしてないんです。

人前に出るのが苦手な超ビビり。国語の音読も、体育館でのスピーチも苦手だった。なるべく地味に、地味に生きていたいタイプの人間なんです。だから、いまだ舞台挨拶には慣れない。実は、手汗かきまくってるんですよ（笑）」

媚びている様子は微塵もない。「地味に」と繰り返すのも、恐らく本心からなのだろう。

そして、だからこそ、潜在的な魅力を引き出してやろうと、彼女を撮る者たちはその創作欲を掻き立てられるのかもしれない。

「自己管理ができて、周りが見えていて、優しい女性になりたい」という。そして、今の自分は「自己管理できず、周りは少し見えてきて、まだ優しくなれない」と苦笑交じりに分析する本田さん。

今年は26歳。とかく揺れ動きがちなアラサーという時期を経て、彼女がどんな魅力を開花させていくか。楽しみだ。

本田さんが行ったのは『扇子 SENSE』

暖簾の先は、盆栽作家や陶芸家の作品が彩る和モダンの世界。創業400年の老舗料亭や、宮内庁献上を経験した腕利きが織りなす日本料理は美しくて繊細。薬膳スープでいただく鰤しゃぶ、〆の蕎麦が人気。

（※こちらの店舗は、現在閉店しております。）

■プロフィール
ほんだ・つばさ　1992年生まれ、東京都出身。中学生時代にモデルデビュー。以後、各女性誌で活躍する傍ら、女優としても注目を集めている

■衣装
ワンピース￥13,800、靴下￥2,000〈ともにSTUSSY WOMEN／STUSSY WOMEN HARAJUKU TEL：03-5414-5505）、靴スタイリスト私物

■クレジット
Photos／Akira Maeda＠MAETTICO, Styling／Sonoko Honma, Hair&Make-up／Ai Inuki, Text／Mio Amari