残念極まる男 Vol.4

ニューヨーク留学を終えた、東大卒の一流弁護士。国際派エリート男の“残念極まる”欠点とは?

一流の仕事につき、高い年収を稼ぐ東京の男たち。

世の中の大半の女性が結婚を夢見る、いわゆる“アッパー層”と呼ばれる人種である。

しかしその中でも、ハイスペであるが故に決定的に“残念な欠点”を持つ男、というのが存在するのだ。

元彼を35歳の美女・恭子にとられて傷心中の瑠璃子は、ハイスペ男との出会いを積極的に繰り返すが、なぜか残念男たちを次々引き寄せてしまう。

瑠璃子が出会う、“残念極まる男”たち。あなたも、出会ったことはないだろうか?

前回は、結婚したいがあまり見境をなくしている専門商社3代目・ケンジに出会ってしまった瑠璃子。さて、今週は…?


「瑠璃子、最近食事会にも積極的に行ってるらしいけど、いい出会いはあった?」

同僚の女性陣と『ウマミバーガー』でランチをしているとき、理奈が瑠璃子に向かって問いかけた。

「それが…出会いはあるんですけど、皆、ハイスペなのにどこか決定的な欠点があって」

瑠璃子は、これまで出会ってきた自撮りドクター商社マンの話を振り返り、苦笑いをしながら報告をする。

すると、それまで理奈の隣で黙って話を聞いていた恭子が、口を開いた。

「ハイスペック男ってことは、社会的に成功している男性ってことよね。人間がそこまで登りつめる原動力になるのは、過去の経験への悔しい思いだったりするから…。

いいじゃない、男のコンプレックス。初めから順風満帆な人生なんてありえないってことよ」

落ち着いた雰囲気で、余裕たっぷりの笑みを浮かべる恭子の言葉には、なんだか妙な説得力がある。そこで理奈が口を挟んだ。

「で、今デートしてる人はいるの?」

「はい。ニューヨーク留学帰りの、34歳の弁護士と先日食事に行きました」

「弁護士、いいじゃない!しかもニューヨーク帰りだし、帰国子女の瑠璃子とも価値観合いそう!」

理奈の黄色い歓声を遠くに聞きながら、瑠璃子は弁護士・龍太郎のことを思い返していた—。



龍太郎と知り合ったのは、つい2週間前。大手日系弁護士事務所で秘書を務める女友達が、食事会を企画してくれたのだ。

龍太郎は、愛知県出身、東大卒。事務所の留学制度でアメリカにロースクール留学をし、ニューヨーク州の司法試験合格後、現地の提携事務所での研修を終えた。最近日本に帰国したばかりだという。

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