2018.01.21
表紙カレンダー Vol.29可愛らしいルックスと、どこか憎めないぶりっ子キャラでテレビや雑誌に引っ張りだこの田中みな実さん。
社会人10年目を向かえ、大人の女性としての魅力も増す田中さんを、実は縁深いエリアという神楽坂のバーに誘い、街での思い出話から人生観までをたっぷりと語ってもらった。
「神楽坂で男性に急に抱きつかれたら、
本当に好きになっちゃいます(笑)」
「抱きしめられて、久しぶりにドキドキしました。風情のある石畳、ほのかに灯る行燈。ついつい妄想が膨らみましたね」
ここは神楽坂の路地裏にひっそりと佇む『Bar LIDEMO』。「東京カレンダー」3月号の表紙撮影を終えた直後の田中みな実さんは、ソファに腰かけ、体に覚えた感触を確かめるようにして苦笑した。
「アナウンサーの仕事を始めてからというもの、外で堂々とデートする機会が失われてしまったので、余計にキュンとさせられたのかもしれません」
「実は私、中学・高校時代を市ヶ谷で過ごしたこともあって、その近くにある神楽坂は来慣れた場所なんです。でも、当時はゲームセンターでプリクラを撮ったり、不二家でケーキを食べたりする程度。刺激はほとんど感じられなかった」
そう語る田中さんが神楽坂に魅力を感じ始めたのは大学を卒業して、TBSに入社した早々。職場の先輩と食事に出掛けたのがきっかけになったという。
「先輩が連れていってくれたのが、ひとりだったらまずたどり着けないロケーションの店だったんです。入り組んだ路地を右に左にと進んだ先にあるような。それまでメインストリートしか知らなかったので、奥の深さに興奮しました。
大人はこういうところを知っているのか、すごいなあ、と。でも、その一方で思ったんです。私には早すぎるのかも、って」
確かに、社会人になりたての人間にとって、神楽坂は敷居の高い街だろう。10代で神楽坂に触れ、その後、マスコミ業界で働くことになった田中さんをしてもそうだったようだ。
「20代前半の頃は、大学時代を過ごした場所が居心地よく感じられるのではないかと思うんです。それが社会人として年次を重ねるにつれて、渋谷、恵比寿、六本木、西麻布とテリトリーが増えていく。もしかすると、神楽坂はその次、なのかもしれません」
「そして30代になり、自分の立ち位置がおぼろげに見えてきた今なら、背伸びせずありのままで神楽坂に居られる気がする。10年かけて築いてきたキャリアが自信となり、自ら路地の奥に進めるような気がします」
そして、田中さんは「もう10年も経ってしまったんですね」とため息交じりに呟いた。
その10年は、傍から見ていてもあっという間だったと想像がつく。局アナ時代は人気番組を担当する売れっ子だったし、フリーに転身してからはさらに活動の幅を広げている。そんな田中さんは言う。「ここに来て自分の在り方が変わってきた」と。
「自らを俯瞰するようになってきた、とでも言えばいいんでしょうか。
アナウンサーになったばかりの頃は顔を覚えてもらうために前へ出よう、自分が結果を出そうと躍起になっていましたが、そのうちに番組を見てもらいたいとなっていきました。
フリーとして活動する今は、『田中みな実』という人間の商品価値はどこにあるかを考え、求められるベストの自分に近づくことが目標になりました。
私という存在がみなさんに面白がってもらえれば、それでいいのかな、って」
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