心強いランチの味方。 Vol.2

ピアッティ カステリーナ

PIATTI CASTELLINA

フォアグラをランチで頂く驚きのお得感

フォアグラのフラン 軽い食感に仕立てたフォアグラとマルサラ酒で煮詰めた甘いソースが絶妙

店にとってランチとは「夜への誘導。昼に来ていただいてお店を知ってもらい、夜に繋がればいい」という位置づけだ。そのため値段は安く、ランチタイムはセットメニューが主体だ。ところが最近の価格競争では、お弁当には敵わない。また、小規模の店では、朝早くから準備をするのは体力的に厳しく、昼に営業すると夜の準備が間に合わない。いつのまにかランチは店にとってメリットが無くなってしまった。
 だからこそランチで思い切った勝負に出る店も増えてきた。昼は割り切って価格を安く、内容は夜と全然違う“別ブランド型”。もう一方は夜と変わらないクオリティを保ちながら、品数を減らす“ダイジェスト型”。オフィス街のビジネスランチはセット1000円前後の薄利多売の“別ブランド型”が多い。一方で“ダイジェスト型”は4~5品で3000円前後。夜より皿数は減るが、価格もグッと抑え目だ。しかも品数は減るものの、料理は夜と変わらないので、その期待度は高い。
 そして、最近驚いたのは両方のタイプを兼ね備えた神楽坂『ピアッティ・カステリーナ』の平日1050円のランチだ。前菜3品にスペシャリテでもあるフォアグラのフラン、そしてパスタという内容に思わず「フォアグラをランチに出しちゃうんですか!」と声を出して叫んでしまったほどだ。
 もしかしたら東京のランチはバリュー世界一かも!

右.小エビとスズキのサフラン風味のラグー。パスタは週2回は変えるこだわりよう

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