
男のパスタを茹でる姿を見て、途中で帰った女。紀尾井町在住・イケメン弁護士とのお家デートの落とし穴
「うち、くる?」
男の口からその言葉が零れた瞬間、女心は様々な感情で渦巻く。
高揚感、好奇心、そして、警戒心。
大手出版社で編集を務める由貴・29歳。
デート相手は星の数ほど、しかし少々ひねくれたワケありの彼女は、彼らの個性やライフスタイルが如実に表れる部屋を分析しながら、“男”という生き物を学んでいく。
昨年大好評を博した、「東京いい街・やれる部屋」 の新シリーズ。
これまで外資マーケターの高輪の部屋、港区おじさんの六本木一丁目の部屋、そして元彼の番町の部屋を訪れたが、今回は...?
神保町の交差点に、ヒロが運転するテスラのSUV「モデルX」の真っ白な高級車が止まると、私は思わずプッと笑いを吹き出してしまった。
古本屋やカレー屋、老舗の喫茶店がゴチャゴチャと立ち並ぶ神保町という街に、その次世代感たっぷりの最新型電気自動車は、あまりにミスマッチだったからだ。
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