3年ぶりの、恋人と過ごす誕生日。春香は幸せな気分に酔いしれていた。
「はるちゃん、お誕生日おめでとう」
銀座『スリオラ』で、シゲとモダンスペイン料理を堪能しながら、ふと春香はあることに気がついた。
シゲが、とても疲れているのだ。話をしていても心なしか少し上の空だし、......
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3年ぶりの、恋人と過ごす誕生日。春香は幸せな気分に酔いしれていた。
「はるちゃん、お誕生日おめでとう」
銀座『スリオラ』で、シゲとモダンスペイン料理を堪能しながら、ふと春香はあることに気がついた。
シゲが、とても疲れているのだ。話をしていても心なしか少し上の空だし、......
心から愛していた男が、ある日忽然と姿を消した。
その日から、春香の時計の針は止まったまま。食事会に行っても新しい恋人が出来ても、まとわりつくのはかつて愛した男の記憶。
過去の記憶という呪縛から逃れることのない女は、最後に幸せを掴み取る事ができるのか?
この記事へのコメント
普通面と向かって面倒は言わないよ、まして誕生日を祝う席で。
シゲには私あなたとは合いません。で、次へ行ってください☆
元ガリ勉だから仕方ないか。