「大企業に入れば、一生安泰」
昔からそう教えられて育ってきた。
有名大学を卒業し、誰もが知っている大企業に入社。
安定した生活を送り、結婚し子供を育て、定年後は年金と退職金で優雅に暮らす。それが一番の幸せだ、と。
財閥系の総合商社に勤める美貴(26)も、そう信じてきたうちの一人。
久しぶりに再会した友人のエミリに、「将来、会社が存在する保証はない」と言われ、動揺を隠せない美貴。
崩壊する”大企業”神話に対し、美貴は何を思う…?
―20年後に給料が上がる保証なんてない、か…
先週エミリに言われた言葉が耳から離れず、どうも仕事に身が入らない。
気持ちを切り替えようとコーヒーを飲みながら、40代の“お姉さま”達が楽しそうに談笑している様子を眺める。
―あ、由美子さん、またネイル変えてる…
......
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この記事へのコメント
清々しいクズwwwww
しかし、東カレに出てくる女の子に『糟糠の妻』ってのはおらんのかね??みんな上澄みのいいとこ取りを狙うばかり。
あ、それから。
バブルを謳歌したのって40代後...続きを見る半だよね?40代でも前半の設定ならお酒が飲めないうちにバブル崩壊ですから、それこそバブルの残り香しか知らない。