二世を狙え! Vol.2

二世を狙え!:親の格差は子の格差。慶應幼稚舎出身でも、実家の資産総額で生じる隔たり

昔は一緒のクラスだったのに...埋まらぬ格差


そして未だに実家暮らしも多いという幼稚舎チーム。白金、広尾、青山界隈の実家、及び親が所有するマンションに住んでいる人も多い中、航平の実家は祐天寺。

しかしその実家も、親はそろそろ手放し、長野へ引っ越す予定だそうだ。

昔から夏になると始まる“親の別荘巡り”も、毎回参加するだけで主催者にはなれない。

「毎年、友人の親が所有する軽井沢の別荘や葉山の別宅へ行くんですよ。そこへ行くにも、気がつけば皆車を持っている中、僕だけ持っていなくて。」

友人の親が所有する葉山の別荘で、これまた彼らが所有しているクルーザーや、ジェットスキーで遊んだりするそうだ。

勿論、友人たちは何も言わないし、咎めることもなく未だに仲が良い。しかし航平の中で、卑屈にはならずにいられない時がある。

「親の会社がもっと大きければ、もっと名の通った企業だったならばと何度思ったことか。」


「なるべく、苦労は知らずに生きていきたい」


はたから見れば、航平は非常に恵まれた身分である。しかし二世は二世同士で固まりやすいという習性のため、航平はつい自分ではなく、親の会社を比較してしまう。

しかしよく話を聞いてみると、そこで奮起し、友人たちより良い生活をしたいのか?と言うと、そういう訳ではないそうだ。

「今の会社にいても、将来稼げる額も限度も見えています。でも、今から起業して頑張れるのかと言われたら答えはNOですね。」

ずっと親に守られて生きてきた。

社会人になってから、自ら傷つくような、棘の道は選ばない。

なぜなら、傷つくことへの免疫がないから。そして、苦労したことがないため、圧倒的にハングリー精神に欠けているのだ。


「まぁ、それなりに幸せなんで、とりあえず今のままでいいです。」


格差を感じながらも、その格差を埋めようとしないところが、何とも二世くんらしく、そして成功する二世くんと、成功しない二世くんの差を感じずにはいられなかった。


▶NEXT:8月4日 金曜更新予定
縁故組ですが何か?親の力で受験の苦労など知らぬ二世くんの実態


【これまでの二世を狙え!】
Vol.1:「20代でバーキンを持つ女には近付かない」身元を隠し嫁を探す男

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