LINEの答えあわせ【A】 Vol.14

「この一文、男性から貰うと好きになる」彼女が落ちたLINEとは?LINEの答えあわせ【A】

昔から、異性に気持ちを伝える手段として、“手紙”が多く使われていた。

その中には、相手を想う、数々の言葉がつづられている。

時は、2017年の東京。

日々行き交うLINEに対して、現代の男女は何を想うのか。

最初は全く萌に相手にされていなかった亮太。しかしLINEのやり取りを続けているうちに、萌の方から誘いが入る

その真相や、いかに。


「萌ちゃんって、本当に可愛いよね。」

初対面でそう言い放った亮太さんに、悪い印象はなかった。ただ、特に惹かれたわけでも心が動かされたわけでもない。

—良い友達になりそうだな。

そんなイメージだった。



同僚の紗弥香に誘われて顔を出した食事会にいたのが、亮太さん。優しい笑顔に、人の良さが表れている。

顔も悪くなく、意外に鍛えてそうな締まった体つきに大手広告代理店勤務。悪くはない。でも、友達に紹介したら言われる一言は決まっている。

—優しそう、いい人そうだね。

女性のこの言葉は、決して褒め言葉ではないと思う。特段何か褒め言葉が思い浮かばない時に使用する、その場しのぎの言葉。

亮太さんはまさに典型的な、可もなく不可もなく、適度な塩梅の男性だった。女性からすると、この手のタイプの男性は一番何も感じない。

だから会話もサラサラと流れていた。

「萌ちゃん、どこ出身?」

東京に出てきて早8年になる。なのに、たまに関西弁(正式に言うと京都弁で、大阪弁とは違う)がつい出てしまう。

「あ、関西弁出ちゃった。私京都出身なんです。夏の京都は、街が華やいで本当に素敵なんですよ。」

何の流れでこの会話になったのかは覚えていないけれど、それほど印象に残っていない一言でしかなかったと記憶している。

そして特にハイライトもないまま、会はお開きとなったが、断る理由もないので社交辞令のようにLINEを交換した。

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