金曜美女劇場 Vol.53

ミスコン世界一を目指す美女は、生クリーム片手に医学を猛勉強する才女だった!

風の歌を聴き、葉っぱの歌声に耳を澄ませたあの頃…
清田彩


ハリウッド女優のようにパンと張った肩幅、伸びやかな手足、造作のはっきりした華やかな顔立ち――――。まさに大輪の花だ。

これだけ高度なスペックを与えられた美女だけに、ひまわりのように太陽の光を目一杯浴びる人生を送ってきたのだろうと想像する。けれども清田彩さんは、遠くを見るような目で「遠回りばかりの人生でした」と切り出した。

では、彼女はどんな遠回りをしてきたのか、熊本で過ごした幼少時代に遡って振り返っていただこう。


「実家は熊本の山奥で、小学校の行き帰りには森の中を通ったのを覚えています。森の中では風の歌を聴いたり、鼻歌を歌うと葉っぱが返事をしてくれたり(笑)。小学校の時は剣道に夢中で、防具を着たまま走り回って、山に向かって素振りをしていました」

一瞬、“不思議ちゃん”かと思ったけれど、そうではなかった。彼女は熊本の豊かな自然を心から愛している。

「夜空を見上げると満天の星がキラキラ輝いていて、本当にきれいでした」


中学、高校へと進むにつれて、雑誌やテレビから熊本の夜空とは違うキラキラした世界があることを知る。

「渋谷に109というのがあるんだって、とか、裏原宿よかねぇとか。実家は比較的博多に近い場所だったのでたまに東京へ行きました。でも、お小遣いは交通費だけで精一杯。何も買えなくて……。高校を卒業したら絶対に東京に出ようと心に決めました」


鏡に映った醜い自分の姿に愕然としたあの日


東京に出て、まずは美容の学校に入学した。けれども、アメリカの大学に行きたいという気持ちが抑えがたく、20歳でシアトルに留学した。

「シアトルの大学で学ぶうちに、生物学に興味を持ちました。でも、自分にできるかどうか悩んで、ホストマザーに相談したんです。すると、若いんだから絶対にできるわよ、と励まされて、よしやってみよう!と思えたんです」


約1年間の留学を終えて帰国した彩さんは、22歳で神戸女学院大学に入学する。

「生物学を学んで26歳で卒業した時に、今度は医学に興味が湧いたんです。そうだ、医学部を受験しようと思って、1年浪人することに決めました」

自宅に引きこもって勉強をする毎日で、彩さんは集中力を高めるための方法を思い付いた。

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