メニューによります2 Vol.3

「モテ」を捨てた美女が、唯一甘える“あの男”。老舗フレンチ媚薬の効能

男性から食事に誘われたら、必ずこう答える女がいる。

「メニューによります」

男をレストラン偏差値で査定する、高飛車美女ひな子が、中途半端なレストランに赴くことは決してない。

彼女に選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。

最近は、セレブ王子・久保と『Naveno-Ism』、『茶禅華』での2on2を楽しんだ


『茶禅華』での2on2の会食以来、慶子カップルに紹介された慎太郎からの連絡は、うんざりするほどしつこかった。

「この男、嫌いじゃない」

そう直感した自分の勘は、果たして鈍っていたのだろうか。

朝昼晩と毎日のように鳴りやまない、慎太郎からのどうでもいい内容のLINE通知。ひな子はそれを、綺麗に整えたフレンチネイルでサッとスライドして非表示にする。

こちらの空気も読まずに何度も連絡をよこすような男は、そもそも好みでない。

それに慶子のお墨付きとはいえ、たかが2つ年上のサラリーマンに遠慮なくガツガツと食いつかれるほど、自分は敷居の低い女ではないはずだ。

とにかく高飛車気質のひな子は、慎太郎の無謀さに不快さを隠せなかった。

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